AIメールプロンプトテンプレート18選:コピペで使える全シーン対応

ビジネスメール、営業、カスタマー対応、社内連絡、謝罪まで。日本のビジネスマナーに合わせた18個のAIメールプロンプトテンプレート。コピペですぐ使えます。

日本のビジネスパーソンが1日にメールに費やす時間、ご存知ですか?

一般社団法人日本ビジネスメール協会の調査によると、平均で1日77分。週に換算すると6時間以上です。しかも、そのうちかなりの時間が「書き出しをどうしよう」「この敬語で合ってるかな」「失礼にならないかな」という迷いに消えています。

AIでメールを書こうとした経験がある方も多いと思います。でも「ビジネスメールを書いて」とだけ入力すると、返ってくるのは「お世話になっております。標題の件について……」みたいな、どこかで見たことある定型文。悪くはないけど、自分の言葉じゃない。

実は、AIがダメなわけじゃないんですよね。問題は「メールを書いて」というプロンプトが雑すぎること。

メールって、文脈がすべてです。誰に書くのか、相手との関係性、これまでのやりとり、今回のメールで何を動かしたいか。その文脈がなければ、AIは「汎用ビジネステンプレートその47」を出すしかありません。

今回シェアする18個のテンプレートは、その文脈を漏れなく伝えるための構造を持っています。日本のビジネスメール特有の敬語レベル、季節の挨拶、社内外の使い分けにも対応できるようにしました。

すべてのテンプレートは、ChatGPT、Claude、Gemini、その他どのAIアシスタントでも使えます。

ちなみに、メール以外の汎用プロンプトを探している方は無料AIプロンプトテンプレート20選をどうぞ。マーケティング担当の方にはマーケター向けテンプレートもあります。


日本のメールで押さえるべきポイント

テンプレートに入る前に、日本のビジネスメール特有の注意点を整理しておきます。AIに指示するときも、ここを明確にするだけで出力の質がぐっと上がります。

敬語のレベル設定

レベル使う場面
尊敬語+謙譲語取引先、上位役職者「ご確認いただけますでしょうか」
丁寧語(です・ます)社内の先輩、他部署「確認をお願いいたします」
カジュアル敬語同僚、親しい取引先「確認お願いします」

メールの基本構成(日本式)

  1. 宛名:会社名 + 部署名 + 役職 + 氏名 + 様
  2. 挨拶:「お世話になっております」(社外)/「お疲れさまです」(社内)
  3. 名乗り:「〇〇株式会社の△△です」
  4. 用件:本題を簡潔に
  5. 詳細:箇条書きで整理
  6. 締め:「何卒よろしくお願いいたします」系
  7. 署名:会社名、部署、名前、連絡先

これを踏まえて、テンプレートを見ていきましょう。


ビジネスメール

毎日書くメールです。会議の依頼、進捗報告、フォローアップ、依頼。1通ずつは大したことなくても、積み重なると週に何時間も消えていきます。

1. 会議・打ち合わせの依頼

以下の条件で、会議(打ち合わせ)の依頼メールを書いてください。

宛先:[氏名と役職、例:「田中部長」「株式会社〇〇 営業部 山田様」]
相手との関係:[上司 / 同僚 / 初めての相手 / 取引先 / 社内他部署]
会議の目的:[具体的に。「相談」ではなく「Q2のロードマップ優先順位を金曜の企画会議前にすり合わせたい」のように]
緊急度:[今週中にお願いしたい / 来週以降で柔軟に / 至急]
希望日時:[候補を2〜3つ提示、または「ご都合の良い日時をご教示いただけますと幸いです」]
所要時間:[15分 / 30分 / 1時間]
形式:[対面 / オンライン(Zoom/Teams)/ 電話]
事前に準備いただきたいこと:[あれば具体的に、なければ「特になし」]

背景情報:
- [例:「先週の定例会で簡単にお話しした件の続きです」]
- [例:「製品レビューで出た課題について詳しく相談したい」]

敬語レベル:[尊敬語+謙譲語(社外上位者)/ 丁寧語(社内一般)/ ややカジュアル(親しい同僚)]

件名は用件が一目でわかるものにしてください。「お打ち合わせのお願い」のような曖昧なものではなく、具体的に。
メール本文は200文字以内で簡潔にまとめてください。

プロフェッショナルメール作成スキルを使えば、このほかにも幅広いメールタイプに対応できます。

2. プロジェクト進捗報告

プロジェクトの進捗報告メールを書いてください。

宛先:[関係者。例:「プロジェクトメンバー各位」「鈴木部長」]
プロジェクト名:[プロジェクト名]
自分の役割:[プロジェクトでの担当]

現在のステータス:
- 全体:[予定通り / やや遅延 / リスクあり / 前倒し]
- 前回報告からの完了事項:[2〜4つ箇条書き]
- 進行中:[2〜3つ箇条書き]
- ブロッカー/リスク:[あれば記載、なければ「なし」]

主な数値(該当する場合):
- [例:「スプリント消化ポイント:34pt(目標30pt)」]
- [例:「予算執行:800万円中450万円消化」]
- [例:「スケジュール:API連携が2日遅延」]

意思決定が必要な事項:[承認・判断が必要なこと、または「FYIのみ」]
次のマイルストーン:[次に何がいつ来るか]

トーン:[事実ベースで淡々と / 前向き・自信を持って / 懸念点を明確に]

箇条書きで読みやすくフォーマットしてください。重要なポイントは太字にしてください。
30秒で全体像がつかめるように。最も重要な情報を冒頭に持ってきてください。

3. エスカレーションメール

エスカレーションメールを書いてください。自分のレベルでは解決できない問題を、上位者に報告・相談するメールです。

宛先:[エスカレーション先の氏名と役職]
CC:[情報共有すべき人、または「なし」]
問題の内容:[何が起きているか。事実ベースで、感情的にならずに]
影響:[解決しないとどうなるか。具体的な影響、期限、金額があれば記載]

これまでの経緯:
1. [日付]:[何が起きた / 何を試みた]
2. [日付]:[次に取った行動]
3. [日付]:[現在の状況]

自分で試みた解決策:
- [試み1とその結果]
- [試み2とその結果]

お願いしたいこと:[具体的に。承認 / 介入 / 判断 / リソース確保]
期限:[いつまでに解決が必要か、とその理由]

トーン:プロフェッショナルかつ事実ベースで。感情的にならないこと。
「クレーム」ではなく「報告・相談」のスタンスで。誰が悪いかではなく、問題と解決策にフォーカスしてください。
犯人探しの表現は避け、「今後どうすべきか」を中心に。

本文は300文字以内に収めてください。補足資料は添付で対応。

4. 業務委任・依頼メール

タスクや業務を依頼するメールを書いてください。

宛先:[氏名と役職]
相手との関係:[部下 / 同僚 / 他部署のメンバー]
依頼内容:[具体的に何をお願いしたいか]
なぜこの方に:[スキルが合う / 空きがある / 成長機会として / 担当範囲]
背景情報:[この仕事をうまくやるために必要な文脈]

詳細:
- 期限:[日時]
- 期待する成果物:[「完了」とは何か。ドキュメント?判断?プロセスの完了?]
- 品質基準:[例:「クライアント提出レベル」vs「社内レビュー用ラフ」]
- 使えるリソース:[リンク、ファイル、相談できる人]
- 権限の範囲:[判断してOK / 都度確認が必要]

質問がある場合の連絡先:[自分の空き時間]

トーン:
- 後輩向け:「〇〇さんにお任せしたいと思っています」(信頼を伝える)
- 同僚向け:「お力添えいただけると助かります」(協力的に)
- ルーティン引き継ぎ:事務的・簡潔に

マイクロマネジメントしない。「何を」「なぜ」を伝えて、「どうやるか」は任せる。

営業メール

コールドメール、フォローアップ、提案書、反論対応。一言一言が売上に直結するメールです。「即ゴミ箱」と「返信しよう」の差は、文脈の伝え方で決まります。

5. 返信がもらえるコールドメール

実際に返信がもらえるコールドメール(初回アプローチメール)を書いてください。

宛先:[相手の役職、例:「シリーズBフィンテック企業のグロース責任者」]
自社の製品/サービス:[何を売っているか]
相手の課題:[具体的なペインポイント。「企業の成長を支援」ではなく具体的に]
実績の証拠:[1つの説得力あるデータ、事例、信頼性の根拠]
お願いしたいこと:[返信 / 15分の電話 / 無料デモのお試し]

相手の状況:
- 1日に営業メールが[X]通くらい届いていると思われる
- 関心事:[相手の優先事項やプレッシャー]
- おそらく試したことがある:[競合やDIYのアプローチ]
- 返信したくなる理由:[本当の価値提供。興味本位ではなく]

ルール:
- 件名:15〜25文字。煽らない。人間が送ったように見えること
- 書き出し:相手や相手の会社について具体的な言及をすること(「プロフィールを拝見して」はNG)
- 「お世話になっております」から始めない(初めての相手には不自然)
- 「〇〇株式会社の△△です」は署名欄に回す
- 最初の2文で要点に入る
- 本文:100文字以内(短いほど返信率が上がる)
- CTA:1つの質問、低いハードルで

3つのバージョンを書いてください:
A)相手の課題から入る
B)関連する実績から入る
C)考えさせる質問から入る

さらに:3日後のフォローアップメール(50文字以内、別の切り口で、新しい価値を1つ追加)

コールドメールプロスキルには、マルチタッチの営業シーケンスとA/Bテストのフレームワークが含まれています。

6. 返信がないときのフォローアップ

フォローアップメールを書いてください。前回メールを送ったけど返信がなかった場合です。

背景:
- 送った相手:[氏名と役職]
- 前回のメールの内容:[何について連絡した / 何を提案した]
- 送った日:[X日前]
- これまでの関係:[紹介 / コールド / イベントで名刺交換 / 既存顧客]
- これまでのフォローアップ回数:[0回 / 1回 / 2回。合計3回以上は送らない]

書き方のルール:
- 「先日のメールの件ですが」「確認させていただきたく」で始めない(最もスルーされる書き出し)
- 新しい価値を追加する(別の切り口、新しいデータ、関連する記事、新しい気づき)
- 忙しいことは認めつつ、嫌味にならないように
- 前回のメールより短く
- 明確だけどプレッシャーの低いCTA
- 「ご興味がなければ遠慮なくおっしゃってください」を入れる(逆説的に返信率が上がる)

本文:80文字以内。前回が長かったなら、今回はサクッと。

7. 提案メール

提案内容をまとめて、相手に「いいね」と思ってもらえる提案メールを書いてください。

クライアント:[氏名と会社名]
提案内容:[何を提案するか]
相手のニーズ:[話し合った課題や目標]
提案する解決策:[ハイレベルなアプローチ。2〜3文で]
費用:[金額または範囲、または「別途お見積もりを添付」]
スケジュール:[開始時期、期間、主要マイルストーン]
なぜ自社なのか:[2〜3つの具体的理由。「豊富な経験」ではなく「A社で同じ課題を解決し、結果Yを達成」のように]

これまでの打ち合わせ内容:[議論した内容、相手が示した懸念]

構成:
1. 冒頭:打ち合わせに触れて、相手のゴールを再確認(ちゃんと聞いていたことを示す)
2. 概要:何を提案するか、わかりやすい言葉で
3. アプローチ:3〜4つの主要ステップ(ハイレベル。詳細は添付で)
4. 費用:明確な料金と含まれる内容
5. スケジュール:いつ何が届くか
6. なぜ今か:早めに進めるべき理由(偽の緊急性なしで)
7. ネクストステップ:1つの明確なアクション(「ご確認いただけましたら、木曜までに契約書をお送りします」)

詳細な提案書は添付するとして、このメール単体でも説得力があるように。400文字以内に収めてください。

8. 反論への対応

見込み客が反論を示しました。しつこくならずに対応するメールを書いてください。

相手の反論:「[相手の発言をそのまま貼る。例:「予算的に厳しい」「すでに競合のXを使っている」「今は時期じゃない」]」
自社の製品/サービス:[何を売っているか]
相手の状況:[相手や相手の会社、ニーズについて知っていること]
正直な判断:[相手の反論はもっともか? 部分的に妥当か? 誤解に基づいているか?]

書き方のルール:
1. 相手の懸念を本当に受け止める(「おっしゃることはよくわかります、ただ……」はNG)
2. 反論が曖昧な場合は、明確にする質問をする
3. 具体的な根拠で反論に対応する。レトリックではなく:
   - 価格:ROIで考える、または「何もしないコスト」と比較
   - 競合:特定の機能で差別化。「うちの方が良い」は抽象的すぎる
   - タイミング:コミットメントを下げる(「まずパイロットからいかがでしょうか」)
   - ニーズ:ニーズが存在するが認識されていない可能性を探る
4. 会話を続ける質問で締める(購入のCTAではなく)

トーン:自信があって親切。必死にならない。相手がフィットしないなら、それはそれでいい。合わない相手を説得しようとするのは、お互いの時間の無駄です。

本文:200文字以内。反論への返答は焦点を絞って。2回目のピッチにならないように。

カスタマーサービスメール

すでに顧客になっている方へのメールです。対応を間違えると顧客を失い、悪いレビューがつく。正しく対応すればロイヤルティが生まれます。

9. クレーム対応

お客様からのクレームに返信するメールを書いてください。

クレームの内容:「[お客様のメールを貼るか、要約する]」
実際に何が起きたか:[事実。こちらのミスか、誤解か、仕様上の制約か]
対応として何ができるか:[返金 / 交換 / クレジット / エスカレーション / 説明]
社内ポリシー:[関連する規定。返品期限、SLA、保証など]
お客様の履歴:[新規 / 長期顧客 / VIP / 頻繁にクレームされる方]

返信のガイドライン:
1. まず相手の不満を受け止める。説明は後。人はまず「わかってもらえた」と感じたい
2. こちらに非がある場合は具体的に謝罪する(「ご不快な思いをさせてしまい」ではなく「配送品が破損した状態でお届けしてしまい、申し訳ございません」)
3. こちらに非がない場合は、防御的にならずに明確に説明する
4. 対応を明記する。具体的なアクション。曖昧な約束はNG
5. タイムラインを示す:いつ解決するか
6. 必要に応じてプラスアルファを提示する(賄賂ではなく、誠意としての心遣い)
7. 最後にフォローアップ用の直接連絡先を記載

トーン:共感的、プロフェッショナル、解決志向。絶対に軽視しない。相手が理不尽でも、「お客様の体験を大切にしている」ことが伝わるように。

クレーム対応プロスキルも合わせて活用してみてください。

10. 返金・解約への返信

返金または解約を希望されるお客様への返信メールを書いてください。

お客様の要望:「[全額返金 / 一部返金 / サブスク解約]」
理由:[なぜ返金・解約したいか、または「理由の記載なし」]
対応可否:[ポリシー上対応可 / ポリシー上対応不可(理由を記載)/ グレーゾーン(上長判断)]
提示する対応:[全額返金 / 一部返金 / クレジット / 代替案 / お断り(理由付き)]
処理期間:[返金にかかる日数]
お客様の履歴:[利用期間、累計利用額、過去のトラブル]

返信の構成:
1. ご連絡いただいたことへの感謝(依頼を悪いことと感じさせない)
2. 対応内容を確認:返金承認、解約処理、または代替案の提示
3. 承認の場合:明確なネクストステップとタイムライン
4. お断りの場合:正直に理由を説明。共感を込めて。次善の代替案を提示
5. 引き留め可能な場合:残る理由を本当の価値で提示(罪悪感ではなく。割引、一時停止、未使用機能の案内)
6. 解約される場合:気持ちよく送り出す。「またいつでもお待ちしております」

「残念ながら」は1回以上使わない。お客様に「返金のために闘わなきゃいけない」と感じさせないこと。

11. 問い合わせへの回答

お客様からの製品・サービスに関する質問に返信するメールを書いてください。

お客様の質問:「[メールの内容を貼るか、質問を記載]」
回答:[事実に基づく回答]
関連する追加情報:[次に聞かれそうなこと]
ヘルプドキュメントのリンク(あれば):[URL]

返信のガイドライン:
1. 最初の1〜2文で質問に直接回答する。文脈を先に書いて回答を埋もれさせない
2. 回答が複雑な場合は、番号付きの手順に分ける
3. お客様が聞いていないけど役に立つTipsを1つ追加する
4. 詳細なドキュメントへのリンクを貼る
5. 解決しない場合のフォローアップを提案する

トーン:親切で明確。知識豊富な先輩のように、サポートボットのようにならないこと。「弊社プラットフォーム」ではなく、具体的なサービス名で呼ぶ。

200文字以内に収めてください。それ以上かかる回答は、ヘルプ記事にすべきです。

社内コミュニケーション

自分のチームや組織内へのメールです。社外メールほど緊張しないかもしれませんが、トーンは思った以上に大事です。明日もまた一緒に仕事をする人たちですから。

12. 社内アナウンス

社内向けのアナウンスメールを書いてください。

発表内容:[具体的に。組織変更、新メンバー、制度変更、製品リリース、オフィス移転など]
送信者の立場:[CEO / チームリーダー / 人事 / 部門長]
対象者:[全社 / 特定チーム / 特定部署]
読者にとっての「で、自分にどう関係あるの?」:[この変更が読者個人にどう影響するか]
施行日:[いつから適用されるか]
質問・相談先:[誰に連絡すればいいか]

主な詳細:
- [詳細1]
- [詳細2]
- [詳細3]

配慮すべき点:
- [例:「一部のメンバーは雇用不安を感じるかもしれない」]
- [例:「3ヶ月前に決めたことの方針転換になる」]
- [例:「特になし。シンプルな良いニュース」]

トーンはニュースに合わせてください:
- 良いニュース(新メンバー、成果、福利厚生):温かく、お祝いムードで。ただしやりすぎない
- 中立的なニュース(制度変更、プロセス変更):明確、事実的、親切に
- 難しいニュース(人員削減、組織再編、後退):正直、共感的、率直に。前置きを長くしない

冒頭でニュースを伝えてください。3段落の前置きで読者を不安にさせない。

13. フィードバック依頼

自分の仕事にフィードバックをもらうためのメールを書いてください。

宛先:[氏名と役職。上司 / 同僚 / 他部門のステークホルダー / クライアント]
フィードバックが欲しいもの:[ドキュメント、プレゼン、企画書、デザイン、コード、提案書など、具体的に]
添付/リンク:[レビューしてほしいもの]
フィードバック期限:[いつまでに必要か、とその理由]

特にフィードバックが欲しいポイント:
1. [例:「エグゼクティブサマリーは技術者以外にもわかりやすいか?」]
2. [例:「スケジュールは現実的に見えるか?」]
3. [例:「見落としているエッジケースはないか?」]

共有しておくべき背景:
- [例:「来週火曜に役員会で使う予定です」]
- [例:「すでに〇〇さんからのフィードバックは反映済みです」]
- [例:「初稿です。セクション4〜5はまだ作り込みが必要なのは自覚しています」]

トーン:協力的に。お伺いを立てるのではなく、自分にない視点をもらうためのお願い。

相手が楽にフィードバックできるようにする:何を見てほしいか、どんな質問に答えてほしいか、どのくらい時間がかかるかを明記。「ちょっと見ていただけますか?」だけだと、的外れなフィードバックか、永遠に返ってこないかのどちらかです。

14. 週次・月次レポートメール

週次(または月次)のステータスレポートメールを書いてください。

宛先:[上司 / チーム / ステークホルダー]
報告期間:[日付]

完了した成果:
- [活動ではなく成果を書く]
- [例:「オンボーディングのリデザインをリリース。初期データでアクティベーション率15%改善」]
- [例:「〇〇社との契約締結。年間450万円のARR」]

進行中:
- [何に取り組んでいて、どの段階にあるか]
- [完了予定日]
- [依存関係やブロッカー]

ブロッカー / サポートが必要なこと:
- [何がボトルネックか。誰に何を求めるか、具体的に]
- [または「なし。すべて順調です」]

次の期間の優先事項:
- [トップ3のフォーカス領域]

特筆すべき成果:[チーム協力、お客様の声、学びなど、注目してもらいたいこと]
学び・気づき:[アプローチや理解が変わったこと]

フォーマット:段落ではなく、箇条書きでスキャンしやすく。重要な項目は太字に。上司が2分で全体像を把握できるように。

難しいメール

何度も書き直して、1時間も開きっぱなしにして、結局送れないこともある。そういうメールです。テンプレートがあれば、白紙の画面から一歩踏み出すきっかけになります。

15. 悪い知らせを伝える

[相手]に悪い知らせを伝えるメールを書いてください。

悪い知らせの内容:[何が起きたか、具体的に]
伝える相手:[役職と自分との関係]
相手の反応(予想):[がっかり、怒り、不安、困惑のどれか]
原因:[正直な説明。言い訳ではなく]
対応策:[問題の対処・軽減のための具体的ネクストステップ]
相手に求めること:[理解? 判断? 何もなし、報告のみ?]

重要な背景:
- [例:「相手はこれをQ2目標の達成に当てにしていた」]
- [例:「月曜までに完了すると約束していた」]
- [例:「相手のチームにも影響がある」]

書き方のルール:
1. 冒頭で本題に入る。3段落の前置きの後にやっと本題、はNG
2. 責任がある場合は認める。受動態で逃げない(「ミスがありました」→「スケジュールの見積もりが甘かったです」)
3. 自分ではなく「相手への影響」を理解していることを示す
4. リカバリープランを提示する。何が悪かったかだけでなく、「これからどうするか」
5. 謝りすぎない。1回の明確な謝罪は、5回の「本当に申し訳ございません」より強い

トーン:率直、責任感のある、前向き。卑屈にならない、防御的にならない。

日本のビジネスでは、悪い知らせこそ早く伝えることが信頼につながります。「報連相」の「報」を意識して。

16. コンフリクト(対立)の解消

同僚との対立・意見の食い違いに対応するメールを書いてください。

状況:[何が起きたか。意見の衝突、コミュニケーション不足、摩擦を具体的に]
自分の責任:[問題に自分がどう関与したか。正直に]
相手の視点:[相手はおそらくこの状況をどう見ているか]
望む結果:[勝利ではなく解決。「解決した状態」とはどういう状態か]
お互いの立場:[同僚 / 相手は部下 / 相手が上 / 他部門]

メールの内容:
1. 冒頭で問題を直接的かつ中立的に述べる。事実のみ、非難しない
2. 相手の視点を認める(「〇〇さんが〜とお感じになったのは理解できます」)
3. 自分の責任を認めつつ、必要以上に卑下しない
4. 前に進む道を提案する。具体的、行動可能、公平に
5. 相手の意見を求める(「ご意見をお聞かせいただければ幸いです」。本心で)
6. メールだけで解決しない場合は、直接話す提案をする

トーン:大人同士の対話。受動攻撃的にならない(「先日もお伝えしましたが……」はNG)。正直で建設的に。

このメールを読んだ相手が「話し合おう」と思えるように。「反論を準備しよう」ではなく。

紛争解決エキスパートスキルも、職場の対立解消に活用できます。

17. 給与・昇給の交渉

給与アップまたは昇進を交渉するメールを書いてください。

現在の役職:[現在のタイトル]
在籍期間:[何年(何ヶ月)]
宛先:[上司の氏名と役職]
現在の年収:[金額、または「メールには記載しない」]
希望:[具体的な金額、パーセンテージ、または「面談で相談したい」]

根拠:
- 主な実績:[3〜5つの具体的成果。数字があれば必ず含める]
  1. [例:「インフラ移行プロジェクトをリードし、年間1,200万円のコスト削減を実現」]
  2. [例:「チームを3名から7名に拡大しつつ、離職率を平均以下に維持」]
  3. [例:「主要機能4つをリリースし、有料コンバージョンを22%改善」]
- 業務範囲の拡大:[当初のJDを超えて担当している業務]
- 市場データ:[調査した年収相場。OpenWork、doda、転職サイトの情報など]
- 受けた評価:[人事評価、ステークホルダーからのフィードバック、表彰]

トーン:自信を持ってプロフェッショナルに。ビジネス上の提案であって、お願いではない。
「自分はもっともらうべきだと思う」ではなく、「これだけの価値を提供してきた。この水準が市場相場に見合う」というフレーミングで。

ただし日本では直接的すぎる交渉は逆効果になることも。「ご相談させていただきたいことがあります」という切り出しで、面談の場を設けてもらう形がベターです。

メール本文は350文字以内。詳細な話は面談で。

18. ビジネス謝罪メール

ビジネスシーンでの謝罪メールを書いてください。

謝罪すべきこと:[具体的に。納期遅延、成果物のミス、約束の不履行、不適切な対応など]
宛先:[氏名、役職、関係性]
実際に何が起きたか:[事実。矮小化しない]
相手への影響:[自分のミスが相手の仕事、スケジュール、信頼にどう影響したか]
すでに行った対処:[具体的なアクション。「気をつけます」ではなく]
再発防止策:[仕組みとしての対策。精神論ではなく]

謝罪の書き方:
1. 冒頭で率直に謝罪する。「もしご不快に感じられたなら」は謝罪ではない
2. 何が悪かったかを具体的に示す(理解していることの証明)
3. 自分の気持ちではなく、相手への影響を認める
4. 何が起きたか簡潔に説明する(文脈であって、言い訳ではない)
5. すでに取った対処を述べる
6. 再発防止の仕組みを述べる
7. 許しを求めない。許すかどうかは相手が決めること

300文字以内に収めてください。長い謝罪文は「許してもらおうとしている」印象を与えます。短い方が誠意が伝わります。

トーン:誠実、責任を持って、簡潔に。信頼を取り戻すメールであって、許しを乞うメールではない。

日本のビジネスでは「この度は〇〇してしまい、誠に申し訳ございません」という型が基本ですが、形式だけでなく、具体的な対処と再発防止策を示すことが本当の誠意です。

謝罪文作成ジェネレータースキルを使えば、状況に合わせた謝罪文をさらに詳しく作成できます。


テンプレートの使い方

ステップ1:文脈を埋める

すべてのテンプレートには文脈を入れるフィールドがあります。相手との関係性、これまでのやりとり、今回のメールで実現したいこと。正直に、具体的に埋めてください。文脈が具体的であればあるほど、「テンプレート感」が消えます。

ステップ2:敬語レベルを合わせる

部下へのメールと役員へのメールは別物です。コールドメールと、勉強会で名刺交換した方へのフォローアップも別物。テンプレートが敬語レベルを聞いているのは、トーンがすべてだからです。

日本のビジネスメールでは特に、相手との上下関係や社内外の区別が重要です。迷ったら、一段階丁寧な方を選んでおけば間違いありません。

ステップ3:自分の言葉に直す

AIが80%を仕上げてくれます。残りの20%は自分の仕事。フレーズを自分の口調に合わせて、声に出して読んでみてください。「自分なら絶対こうは言わない」という部分があれば、そこを書き直す。

ステップ4:デリケートなメールは慎重に

テンプレート15〜18は、一言で人間関係が壊れかねないメールです。AIの出力はあくまで出発点。一晩寝かせてから送る、信頼できる同僚に読んでもらう、といった一手間が大事です。

ステップ5:どのAIでも使える

これらのテンプレートはChatGPT、Claude、Gemini、Copilot、その他どのAIアシスタントでも使えます。プラットフォーム固有の機能ではなく、構造化されたプロンプトです。

メール関連のリソースをもっと探している方は、プロフェッショナルメールテンプレートスキルにシーン別のテンプレート集があります。AIの出力を一貫させるコツでは、AIに自分の文体を再現させる方法を解説しています。


もっとテンプレートを探す

今回の18テンプレートは、日常で時間を取られがちなメールをカバーしています。さらに特化したメールツールはこちらです。

すべて無料、コピペですぐ使えます。会員登録も不要です。

メールに1日の大半を奪われる必要はありません。テンプレートで文脈を30秒で設定して、AIに下書きを任せて、1分で自分らしく仕上げる。1通3分で終わるなら、15分かけていた頃と比べて、週に何時間も取り戻せます。