スプレッドシート×AIで仕事が変わる
スプレッドシートスキルがなぜキャリアを左右するのか、AIが学習をどう加速するのかを理解する。
週末を奪ったレポート
あるマーケティングマネージャーは毎週金曜の午後と土曜の午前をレポート作成に費やしていた。5つのデータソースから手作業でコピーし、書式を整え、数値を手計算し、グラフを1つずつ作り直す。毎週10時間。
ピボットテーブル、検索関数、テンプレート自動化を覚えたら、同じレポートが「更新」ボタン1つで完成するようになった。金曜の午後が戻ってきた。土曜の朝が戻ってきた。
このコースで学ぶこと
コース修了後にできるようになること:
- VLOOKUP、INDEX-MATCH、IF、SUMIFSなどの関数を実務タスクに使う
- 生データを分析用の構造化テーブルに整理する
- ピボットテーブルで数千行を数秒で要約する
- 主要指標をグラフと条件付き書式で可視化するダッシュボードを設計する
- AIで複雑な数式を生成し、エラーをデバッグし、定型作業を自動化する
- データクリーニング技法で、混沌としたインポートデータを分析可能な状態に変える
コースの進め方
全8レッスンの実践コース。各レッスンで概念を学び、すぐに手を動かして適用する。ExcelかGoogleスプレッドシートを横に開きながら進めるのがベスト。
| レッスン | トピック | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | はじめに(いまここ) | 10分 |
| 2 | 数式の基本:SUMとAVERAGEの先へ | 15分 |
| 3 | データ整理とテーブル設計 | 15分 |
| 4 | 検索関数:VLOOKUP・INDEX-MATCH・XLOOKUP | 15分 |
| 5 | ピボットテーブル:数秒で集計 | 15分 |
| 6 | データの可視化とダッシュボード設計 | 15分 |
| 7 | テンプレート・自動化・ワークフロー設計 | 15分 |
| 8 | 総仕上げ:完全なダッシュボードを作る | 20分 |
スプレッドシートのスキルレベル
多くの人はレベル1〜2で止まっている。このコースでレベル4まで引き上げる:
| レベル | スキル | できること |
|---|---|---|
| 1: 初心者 | SUM、AVERAGE、基本書式 | 単純な計算、基本リスト |
| 2: 実務者 | IF、COUNTIF、ソート、フィルター | 条件計算、整理されたデータ |
| 3: 中級者 | VLOOKUP、ピボットテーブル、グラフ | データ分析、レポート作成 |
| 4: パワーユーザー | INDEX-MATCH、ダッシュボード、自動化 | 自動更新レポート、経営ダッシュボード |
| 5: エキスパート | マクロ、VBA、複雑なモデリング | カスタムツール、財務モデル |
AIというスプレッドシートパートナー
AIがスプレッドシート作業を根本から変える:
| タスク | AIなし | AIあり |
|---|---|---|
| 数式を書く | 構文をググって試行錯誤 | やりたいことを日本語で伝える |
| エラーのデバッグ | #REF!を20分にらむ | エラーを貼り付けて説明を得る |
| グラフの選択 | 種類を片っ端から試す | データを説明して最適なものを得る |
| データクリーニング | 手動の検索と置換 | AIがクリーニング数式を書く |
| レポート作成 | 何時間も書式設定 | AIがテンプレート構造を生成 |
最初のクイックウィン
スプレッドシートアプリを開いて、いま試してみよう。以下をAIアシスタントに貼り付ける:
A2:A100に売上データの列があります。
以下の数式を書いてください:
1. 50,000円以上の値だけを合計する
2. ExcelとGoogleスプレッドシート両方で動く
3. 数式の各部分を説明してください
結果を通貨書式にする方法も教えてください。
AIが返した数式をスプレッドシートにコピーしてみよう。これがAI支援の数式作成——このコース全体で使うテクニックだ。
💡 ポイント: 日本の企業ではExcelが圧倒的に多いが、スタートアップやIT企業ではGoogleスプレッドシートも普及している。このコースで扱う関数やテクニックはどちらでも使える。ちなみに、日本のExcelは関数名が英語(SUM、VLOOKUPなど)のまま——翻訳されないので、英語の関数名をそのまま覚えて大丈夫。
Key Takeaways
- スプレッドシートスキルは職種に関係なく最も価値あるビジネススキルの1つ
- ほとんどのユーザーはレベル1〜2の機能しか使っていない。このコースでレベル4(パワーユーザー)を目指す
- AIは「やりたいこと(日本語)→やり方(数式)」の翻訳を担う
- ただし概念の理解は依然として不可欠——AIが数式を書き、あなたがそれを検証する
- 各レッスンは実践的に積み上がるので、スプレッドシートを開きながら進めよう
Up Next
レッスン2:数式の基本では、SUMとAVERAGEの先にある条件ロジック、条件付き集計、テキスト操作の関数をマスターする。スプレッドシートを「電卓」から「インテリジェントなツール」に変える基礎だ。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!