レッスン 5 15分

ピボットテーブル:数秒で集計する技術

ピボットテーブルで数千行の生データを数クリックで集計・比較・分析する方法をマスターする。

数日かかるはずだった分析

CEOが聞いた:「今四半期、どの商品がどの地域で最も売れている?前四半期と比べてどうか?」。担当者の手元には50,000行のトランザクションデータ。ピボットテーブルなしなら、SUMIFの山、手動のクロス集計、書式整理で何時間もかかる。

ピボットテーブルでは3分で完了した。「商品」を行に、「地域」を列に、「売上」を値に、「四半期」をフィルターにドラッグ。完了。次に担当者別に切り替え。2クリック。月別に変更。さらに2クリック。

🔄 前のレッスンで検索関数を使ってテーブル間のデータを連携させた。クリーンで一貫性のあるデータの重要性を覚えているだろうか?ピボットテーブルは数式以上に正しい構造に依存する。レッスン3のフラットテーブル形式がここで不可欠になる。

最初のピボットテーブルを作る

Excelの場合:

  1. データの任意のセルをクリック
  2. 挿入 → ピボットテーブル
  3. 配置先を選択(新しいシートがおすすめ)
  4. フィールドリストから4つのエリアにドラッグ:行、列、値、フィルター

Googleスプレッドシートの場合:

  1. データ範囲を選択
  2. 挿入 → ピボットテーブル
  3. 配置先を選択
  4. ピボットテーブルエディタで行・列・値・フィルターを追加

4つのエリア

エリア役割
カテゴリを行に表示商品名、部門
カテゴリを列に表示月、地域
計算される数値売上合計、注文件数
フィルターテーブル全体を絞り込むQ1のみ、北海道のみ

例: 日付、地域、商品、担当者、金額の売上データで:

  • 行: 商品
  • 列: 地域
  • 値: 金額の合計
  • フィルター: 日付(当四半期に設定)

結果:選択した四半期の商品別・地域別の売上合計テーブル。

Quick Check: 社員、部門、月、勤務時間のデータがある。部門別・月別の合計勤務時間を見るピボットテーブルはどう設定する?

値の計算方法を変更する

デフォルトは合計だが、変更可能:

  • 合計(SUM): 売上合計、総勤務時間
  • 個数(COUNT): 注文件数、社員数
  • 平均(AVERAGE): 平均注文額、平均評価
  • 最大/最小(MAX/MIN): 最高・最低値
  • 割合(% of Total): 全体に対する各値の割合

Excel: 値を右クリック → 値の集計方法 → 計算方法を選択 Googleスプレッドシート: 値フィールドをクリック → 集計方法 → 計算方法を選択

割合表示も可能:

  • 総計に対する割合 —— 全体に対する各セルの割合
  • 行合計に対する割合 —— 行内での各セルの割合
  • 列合計に対する割合 —— 列内での各セルの割合

グループ化とドリルダウン

日付のグループ化

データに日付列がある場合、自動グループ化が使える:

Excel: ピボットテーブル内の日付を右クリック → グループ化 → 月、四半期、年を選択 Googleスプレッドシート: 行に日付フィールドを追加 → 自動でグループ化される場合あり

日次データを月次・四半期・年次の集計に瞬時に変換できる。

ドリルダウン

ピボットテーブルの任意の数値をダブルクリックすると、その数値を構成する元のレコードが新しいシートに表示される。外れ値の調査に非常に有効。

Quick Check: ピボットテーブルで「ウィジェット」商品の前四半期の売上が5,000万円と表示された。その数字を構成する個々のトランザクションをすべて見たい。どうすればいい?

ピボットテーブルの実用テクニック

テクニック1:複数の値フィールド

同じフィールドを複数回、異なる計算方法で追加:

  • 1つ目:売上合計(SUM)
  • 2つ目:売上件数(COUNT)
  • 3つ目:平均売上(AVERAGE)

テクニック2:スライサーでインタラクティブ化

スライサーはピボットテーブルにビジュアルなフィルターボタンを追加する:

Excel: ピボットテーブル分析 → スライサーの挿入 → フィールド選択 Googleスプレッドシート: データ → スライサーの追加

「北海道」をクリックで北海道のデータに絞り込み、「Q1」で第1四半期に絞り込み。両方を選べば北海道のQ1データ。ミニダッシュボードの完成。

AIとピボットテーブル

AIはピボットテーブルの設計と解釈をサポートする:

以下の列があるデータがあります:
[列リスト]

知りたいことは:
[ビジネス上の質問]

ピボットテーブルの設計を教えてください:
1. 行には何を置く?
2. 列には何を置く?
3. 値には何を(どの計算方法で)?
4. フィルターには何を?
5. 日付のグループ化は必要?
6. 結果からどんなインサイトを探すべき?

Key Takeaways

  • ピボットテーブルはスプレッドシート最強の分析ツール——数式なしで複雑な集計が可能
  • 4つのエリア(行・列・値・フィルター)がデータの切り口と表示を決定する
  • 値の計算方法は合計、件数、平均、割合など数クリックで変更できる
  • 日付のグループ化で日次データを月次・四半期・年次にまとめられる
  • スライサーでインタラクティブなフィルタリングを追加し、ミニダッシュボードにできる
  • クリーンなフラットテーブル構造(レッスン3)がピボットテーブル正常動作の前提

Up Next

レッスン6:データの可視化とダッシュボード設計では、ピボットテーブルの集計をプロフェッショナルなグラフとダッシュボードに変える。数字を「見せる」技術を身につけよう。

理解度チェック

1. ピボットテーブルとは何か?

2. ピボットテーブルに必要なデータ構造は?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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