総仕上げ:完全なダッシュボードを作る
全レッスンの技術を統合し、生データからクリーニング・数式・ピボットテーブル・グラフまで完全なダッシュボードを構築する。
🔄 7つのレッスンで完全なスプレッドシートツールキットを構築してきた。数式(レッスン2)からデータ整理(レッスン3)、検索関数(レッスン4)、ピボットテーブル(レッスン5)、可視化(レッスン6)、テンプレート(レッスン7)まで。すべてを統合して1つのキャプストーンプロジェクトに仕上げる。
キャプストーンプロジェクト
課題: 生データから完全な自動更新ダッシュボードを構築する。このコースの主要テクニックをすべて使う。
以下のシナリオから1つ選ぶ(または自分のデータを使用):
- 売上ダッシュボード: 商品・地域・時系列で売上、注文数、パフォーマンスを追跡
- 家計ダッシュボード: 収入、支出、貯蓄率、カテゴリ別の予算vs実績
- プロジェクト管理ダッシュボード: タスク完了率、スケジュール状況、リソース配分
- マーケティングダッシュボード: キャンペーン別パフォーマンス、コンバージョン率、チャネル別ROI
ステップ1:データの構造化(10分)
レッスン3の原則でデータを準備する。AIに構造の確認を依頼しよう:
[タイプ]のダッシュボードを作ります。
データの列:[列リスト]
確認してください:
1. フラットテーブル形式になっているか
2. クリーニングが必要な箇所(重複、スペース、不整合)
3. 各列のデータバリデーションルール
4. 追加すべきヘルパー列
5. 正式なテーブルとして設定
ステップ2:数式と検索関数(10分)
レッスン2と4のテクニックで計算列を追加する。必要に応じてAIに数式を書いてもらおう。
✅ Quick Check: 数式を構築する前に、レッスン3のデータ構造ルールを思い出せるか?(1行=1レコード、1列=1属性、空白行なし、セル結合なし、ヘッダーは1行のみ。)
ステップ3:ピボットテーブル(10分)
データの異なるビューのため2〜3のピボットテーブルを構築(レッスン5):
- ピボット1: 主要カテゴリ別の集計(例:地域別売上)
- ピボット2: 時系列のトレンド(例:月次推移)
- ピボット3: 詳細な内訳(例:商品×地域×月)
ステップ4:ダッシュボード設計(15分)
レッスン6の原則でダッシュボードシートを組み立てる。
ステップ5:自動化の追加(10分)
レッスン7のテクニックでダッシュボードを自動更新可能にする:
- 数式セルを保護
- 入力シートにデータバリデーション
- 「データ貼り付けゾーン」を明確化
- 更新手順の説明を追加
- 新しい行を追加してすべてが更新されるかテスト
品質チェックリスト
完成前の最終確認:
精度
- ダッシュボードの合計値が生データの合計値と一致するか
- テストデータで数式が正しい値を返すか
- #REF!、#N/A、#VALUE!エラーが見えないか
機能
- ピボットテーブル変更時にグラフが更新されるか
- スライサー/フィルターが正しく動作するか
- 新しいデータ行が自動的に含まれるか
デザイン
- グラフのタイトルがインサイトを述べているか(ラベルではなく)
- 3Dグラフや過剰な装飾がないか
- 全グラフで一貫した配色か
- 主要指標が上部に見えるか
保護
- 数式セルが保護されているか
- 入力セルが明示されているか
- 他のユーザー向け説明が含まれているか
コース全体のまとめ
全レッスンの技術を永久リファレンスとして整理:
| レッスン | スキル | クイックリマインダー |
|---|---|---|
| 1. はじめに | スキルレベル | AIが数式を書き、あなたが検証する |
| 2. 数式 | IF, SUMIF, COUNTIF, テキスト | 条件ロジックと条件付き計算 |
| 3. データ整理 | テーブル, バリデーション, クリーニング | 1行1レコード、セル結合禁止 |
| 4. 検索関数 | VLOOKUP, INDEX-MATCH, XLOOKUP | 本番にはINDEX-MATCH、最新環境にはXLOOKUP |
| 5. ピボットテーブル | 行, 列, 値, フィルター | 数千行を数秒で集計 |
| 6. 可視化 | グラフ, 条件付き書式, ダッシュボード | グラフはストーリーに合わせる |
| 7. 自動化 | テンプレート, 動的数式, ワークフロー | 一度作り、データ更新で自動化 |
| 8. 総仕上げ | 完全なダッシュボード | 生データ→完成まで全パイプライン |
Key Takeaways
- ダッシュボード構築はデータクリーニング→数式→ピボットテーブル→可視化→自動化の順に流れる
- 共有前に必ず精度を検証:合計値をソースデータと照合
- メンテナンス性が重要:名前付き範囲、ドキュメント、データとプレゼンテーションの分離
- AIはすべてのステップを加速するが、出力の検証はあなたの役割
💡 ポイント: 日本企業では「Excel職人」という言葉があるほど、スプレッドシートスキルは重視されている。ただし現代のExcel職人はマクロを手書きする人ではなく、AIと構造化データの力で効率的にダッシュボードを構築できる人だ。このコースで身につけたスキルは、まさにその現代版Excel職人への第一歩。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!