メールの構成
宛名、挨拶、用件、結び、署名。ビジネスメールの基本構成と、AIを使った効率的なドラフト作成法を学びます。
メールの型を知ると迷わなくなる
前回のレッスンで、日本のビジネスメールには「暗黙の型」があるとお伝えしました。この型を覚えてしまえば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。
ビジネスメールの7つのブロック
① 宛名
② 挨拶
③ 名乗り
④ 用件(結論ファースト)
⑤ 詳細・背景
⑥ 結びの挨拶
⑦ 署名
① 宛名
[社外] 株式会社ABC
営業部 部長 田中太郎様
[社内] 営業部 田中さん
ポイント: 社外は「会社名 → 部署 → 役職 → 氏名 + 様」の順。社内は「部署 + 氏名 + さん」が一般的。
② 挨拶
| 場面 | 挨拶文 |
|---|---|
| 社外(通常) | お世話になっております。 |
| 社外(初めて) | 突然のご連絡失礼いたします。 |
| 社内(通常) | お疲れ様です。 |
| 久しぶりの相手 | ご無沙汰しております。 |
③ 名乗り
[社外] 株式会社XYZの鈴木です。
[社内] マーケティング部の鈴木です。
④ 用件(結論ファースト)
これがメールの最重要パート。最初の2行で「何の話か」「何をしてほしいか」を伝えます。
✅ 結論ファースト:
来週月曜日の会議について、日程変更のご相談です。
現在の14:00開始を、16:00に変更いただくことは可能でしょうか。
❌ 結論が後ろ:
先日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
さて、来週の件ですが、実は社内で検討した結果......
(3段落後にようやく本題)
✅ Quick Check: なぜ「結論ファースト」がビジネスメールで重要なのですか?(読み手が大量のメールを処理しており、冒頭数行で用件を把握できないと後回しにされる)
⑤ 詳細・背景
結論の後に、必要な補足情報を簡潔に。
背景として、当日は午前中に全社会議が入ったため、
準備時間の確保が難しくなりました。
16:00であれば、資料の最終確認も間に合います。
⑥ 結びの挨拶
[依頼の場合] お手数をおかけしますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
[報告の場合] 以上、ご報告まで。ご不明点がございましたらお知らせください。
[お礼の場合] 重ねてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
⑦ 署名
---
株式会社XYZ マーケティング部
鈴木太郎
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email: suzuki@xyz.co.jp
完成例:社外への日程変更依頼
株式会社ABC
営業部 部長 田中太郎様
お世話になっております。
株式会社XYZの鈴木です。
来週月曜日(2/17)14:00からの打ち合わせについて、
日程変更のご相談をさせていただきたくご連絡いたしました。
当日午前中に全社会議が入り、資料の最終準備の関係で
16:00開始への変更をお願いできればと存じます。
ご多忙のところ恐れ入りますが、
ご都合をお聞かせいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
---
株式会社XYZ マーケティング部
鈴木太郎
✅ Quick Check: この例のメールで、用件は何行目でわかりますか?(挨拶・名乗りの直後、4行目で「日程変更のご相談」とわかる)
AIでメール構成を効率化する
AIに下書きを作らせるときの効果的なプロンプト:
以下の条件でビジネスメールのドラフトを作成してください。
宛先:取引先の部長(初回ではなく継続的な取引関係)
用件:来週の打ち合わせ日程を月曜14:00から16:00に変更したい
理由:当日午前に全社会議が入ったため
敬語レベル:ビジネス敬語
トーン:丁寧だが簡潔
形式:宛名、挨拶、名乗り、用件、理由、結び、署名の7ブロック構成で。
AIが構成を知っているので、条件だけ伝えればフォーマットに沿ったドラフトが出てきます。その上で自分でレビューし、表現を微調整して送信します。
Key Takeaways
- ビジネスメールは7つのブロック(宛名〜署名)で構成する
- 用件は「結論ファースト」で冒頭2行以内に
- 社外と社内で挨拶・敬語レベルを変える
- AIには「宛先・用件・理由・敬語レベル・トーン」を指定してドラフトを依頼する
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