基本の先へ
プロンプトエンジニアリングとは何か、なぜ「書く」から「設計する」に変わると結果が劇的に変わるのかを理解します。
プロンプトを「書く人」と「設計する人」の差
あなたはもうAIの基本を知っています。プロンプトを書けば回答が返ってくる。でも、こんな経験はありませんか?
- 昨日はうまくいったプロンプトが、今日は微妙な結果を返す
- 長いプロンプトを書いたのに、肝心な部分が反映されない
- 同僚のプロンプトの方が、なぜか自分より良い結果を出す
この差は才能じゃなくて、設計の有無です。
What You’ll Learn
このコースを通して身につくスキル:
- プロンプトの5要素を使った構造化設計
- ペルソナ設定でAIの振る舞いをコントロールする方法
- Few-Shotで「こういう形で」とパターンを教える技法
- Chain-of-Thoughtで複雑な推論の精度を上げる方法
- うまくいかないプロンプトをデバッグする技術
What to Expect
- 全8レッスン、各10〜20分
- 各レッスンにクイズと実践演習付き
- 実際のビジネスシーンに基づいた例題
- 修了時に検証可能な修了証を取得
プロンプトエンジニアリングとは
プロンプトエンジニアリングとは、AIから一貫して望む結果を得るための設計技法です。
ただの「質問の仕方」ではありません。入力(プロンプト)→ 処理(AI)→ 出力(結果) という一連のプロセスを最適化する考え方です。
エンジニアが橋を設計するように、プロンプトエンジニアはAIへの指示を設計します。
「書く」と「設計する」の違い:
| 書く | 設計する | |
|---|---|---|
| アプローチ | 思いついたことをそのまま入力 | 目的から逆算して構造を組み立てる |
| 再現性 | 毎回バラバラ | 同じ構造で一貫した結果 |
| 改善 | 「なんか違う」→ 全書き直し | 要素ごとに調整・最適化 |
| 効率 | 試行錯誤が多い | 少ない回数で目的に到達 |
✅ Quick Check: あなたが普段AIに指示を出すとき、「書いている」と「設計している」のどちらに近いですか?
なぜ日本語のプロンプト設計は独特なのか
日本語にはプロンプト設計に影響する特有の要素があります。
1. 敬語レベルの指定
日本語は「です・ます」「だ・である」「敬語」で全くトーンが変わります。英語にはない複雑さです。
敬語レベル:ビジネス敬語で回答してください。
「お見積もり」「ご検討」などの表現を自然に使ってください。
2. 主語の省略
日本語は主語を省略する言語です。プロンプトでもこの特性を活かせます。
[英語的] 私はマーケティングマネージャーです。私は来週のプレゼンの準備をしています。
[自然な日本語] マーケティングマネージャーとして、来週のプレゼン準備を手伝ってください。
3. 文脈依存性の高さ
日本語は「空気を読む」文化と連動して、文脈に大きく依存します。AIにはこの「文脈」を明示的に渡す必要があります。
このコースの5大テクニック
これから8レッスンで学ぶ主要テクニック:
- 構造化プロンプト — 5要素のフレームワークで設計する(レッスン2)
- ペルソナ設定 — AIの人格と専門性を定義する(レッスン3)
- Few-Shot学習 — 例を見せてパターンを教える(レッスン4)
- Chain-of-Thought — 段階的思考で推論精度を上げる(レッスン5)
- プロンプトパターン — 実務で使える定番テンプレート(レッスン6)
そして、うまくいかないときのデバッグ手法(レッスン7)と、すべてを統合する総合プロジェクト(レッスン8)。
Key Takeaways
- プロンプトエンジニアリングは「書く」から「設計する」への転換
- 設計されたプロンプトは再現性が高く、改善しやすい
- 日本語特有の要素(敬語、主語省略、文脈依存性)がプロンプト設計に影響する
- このコースで5つの核心テクニックを体系的に学ぶ
Up Next
次のレッスンでは、プロンプトの「解剖学」に入ります。効果的なプロンプトはどんな要素で構成されているのか、5つのビルディングブロックを詳しく見ていきましょう。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!