レッスン 1 12分

基本の先へ

プロンプトエンジニアリングとは何か、なぜ「書く」から「設計する」に変わると結果が劇的に変わるのかを理解します。

プロンプトを「書く人」と「設計する人」の差

あなたはもうAIの基本を知っています。プロンプトを書けば回答が返ってくる。でも、こんな経験はありませんか?

  • 昨日はうまくいったプロンプトが、今日は微妙な結果を返す
  • 長いプロンプトを書いたのに、肝心な部分が反映されない
  • 同僚のプロンプトの方が、なぜか自分より良い結果を出す

この差は才能じゃなくて、設計の有無です。

What You’ll Learn

このコースを通して身につくスキル:

  • プロンプトの5要素を使った構造化設計
  • ペルソナ設定でAIの振る舞いをコントロールする方法
  • Few-Shotで「こういう形で」とパターンを教える技法
  • Chain-of-Thoughtで複雑な推論の精度を上げる方法
  • うまくいかないプロンプトをデバッグする技術

What to Expect

  • 全8レッスン、各10〜20分
  • 各レッスンにクイズと実践演習付き
  • 実際のビジネスシーンに基づいた例題
  • 修了時に検証可能な修了証を取得

プロンプトエンジニアリングとは

プロンプトエンジニアリングとは、AIから一貫して望む結果を得るための設計技法です。

ただの「質問の仕方」ではありません。入力(プロンプト)→ 処理(AI)→ 出力(結果) という一連のプロセスを最適化する考え方です。

エンジニアが橋を設計するように、プロンプトエンジニアはAIへの指示を設計します。

「書く」と「設計する」の違い:

書く設計する
アプローチ思いついたことをそのまま入力目的から逆算して構造を組み立てる
再現性毎回バラバラ同じ構造で一貫した結果
改善「なんか違う」→ 全書き直し要素ごとに調整・最適化
効率試行錯誤が多い少ない回数で目的に到達

Quick Check: あなたが普段AIに指示を出すとき、「書いている」と「設計している」のどちらに近いですか?

なぜ日本語のプロンプト設計は独特なのか

日本語にはプロンプト設計に影響する特有の要素があります。

1. 敬語レベルの指定

日本語は「です・ます」「だ・である」「敬語」で全くトーンが変わります。英語にはない複雑さです。

敬語レベル:ビジネス敬語で回答してください。
「お見積もり」「ご検討」などの表現を自然に使ってください。

2. 主語の省略

日本語は主語を省略する言語です。プロンプトでもこの特性を活かせます。

[英語的] 私はマーケティングマネージャーです。私は来週のプレゼンの準備をしています。
[自然な日本語] マーケティングマネージャーとして、来週のプレゼン準備を手伝ってください。

3. 文脈依存性の高さ

日本語は「空気を読む」文化と連動して、文脈に大きく依存します。AIにはこの「文脈」を明示的に渡す必要があります。

このコースの5大テクニック

これから8レッスンで学ぶ主要テクニック:

  1. 構造化プロンプト — 5要素のフレームワークで設計する(レッスン2)
  2. ペルソナ設定 — AIの人格と専門性を定義する(レッスン3)
  3. Few-Shot学習 — 例を見せてパターンを教える(レッスン4)
  4. Chain-of-Thought — 段階的思考で推論精度を上げる(レッスン5)
  5. プロンプトパターン — 実務で使える定番テンプレート(レッスン6)

そして、うまくいかないときのデバッグ手法(レッスン7)と、すべてを統合する総合プロジェクト(レッスン8)。

Key Takeaways

  • プロンプトエンジニアリングは「書く」から「設計する」への転換
  • 設計されたプロンプトは再現性が高く、改善しやすい
  • 日本語特有の要素(敬語、主語省略、文脈依存性)がプロンプト設計に影響する
  • このコースで5つの核心テクニックを体系的に学ぶ

Up Next

次のレッスンでは、プロンプトの「解剖学」に入ります。効果的なプロンプトはどんな要素で構成されているのか、5つのビルディングブロックを詳しく見ていきましょう。

理解度チェック

1. プロンプトエンジニアリングの主な目的は?

2. プロンプトを「書く」と「設計する」の違いは?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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