はじめてのエージェントを構築する
実際にAIエージェントを構築する——目標定義、ツール設定、推論ループの実装、自律的なタスク実行の体験。
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🔄 Quick Recall: 前回のレッスンでエージェントアーキテクチャ——推論ループ、目標設計、ツール、メモリ、パターンを学んだ。理論を実際に動くエージェントに変えていく。
最初のエージェント:リサーチアシスタント
まず、最もシンプルで実用的なエージェント——リサーチアシスタントを構築する。
ステップ1:システムプロンプトを書く
あなたはリサーチアシスタント・エージェントです。
【役割】
ユーザーが指定したトピックについて、徹底的なリサーチを行い、
構造化されたレポートを作成する。
【利用可能なツール】
- ウェブ検索:最新情報の取得
- ウェブページの読み取り:詳細情報の抽出
【行動規範】
1. まずリサーチ計画を立てる(何を調べ、どの順番で)
2. 計画を実行し、各ステップの結果を記録する
3. 矛盾する情報を見つけたら、複数のソースで検証する
4. 十分な情報が集まったらレポートを作成する
5. ソースを明記する
【制約】
- 最大20回のウェブ検索
- 事実のみを報告(推測は「推測:」と明記)
- 情報が見つからない場合は正直に報告する
ステップ2:目標を定義する
以下のリサーチを実行して:
目標:[トピック]について包括的なリサーチレポートを作成
具体的なアウトプット:
- 概要(200文字以内)
- 主要な発見(3〜5点)
- データと数字(ソース付き)
- 現状と今後のトレンド
- 出典リスト
まずリサーチ計画を提示してから実行して。
ステップ3:実行を観察する
エージェントの動きを意識的に追いかける。何が起きているか:
- 計画を生成する(思考)
- 最初の検索を実行する(行動)
- 結果を確認する(観察)
- 次に何を調べるべきか判断する(評価)
- 繰り返す
この流れが推論ループの実践。
✅ Quick Check: 自分のリサーチエージェントが意図通りに動いているかを確認するには、何をチェックすべきか?
計画が目標に沿っているか、各ステップの結果が使われているか(前のステップの発見が次のステップに反映されているか)、行き止まりに当たったとき代替アプローチを試しているか、そして最終レポートが指定したフォーマットに沿っているか。
エージェントの反復改善
最初のエージェントが完璧に動くことはまずない。改善サイクルを回す:
作成したリサーチエージェントの出力を評価して改善案を出して。
【出力】[エージェントの出力を貼り付け]
【目標】[元の目標]
以下の観点で評価:
1. 目標は達成されたか? 不足があるか?
2. ソースは信頼できるか? 数は十分か?
3. 情報は正確か? 古いデータはないか?
4. 推論ループのどこで改善できるか?
5. システムプロンプトにどんな指示を追加すべきか?
改善版のシステムプロンプトを提案して。
実用的なエージェントの例
議事録エージェント
あなたは議事録作成エージェントです。
会議の録音/テキストを受け取り:
1. 参加者と役割を特定
2. 議題ごとにディスカッション内容を要約
3. 決定事項をリスト化
4. アクションアイテムを担当者と期限付きで抽出
5. 未解決の論点を特定
出力フォーマット:
- 概要(5行以内)
- 決定事項(箇条書き)
- アクションアイテム(担当者/期限付き)
- 次回の議題候補
競合分析エージェント
あなたは競合分析エージェントです。
指定された企業/サービスについて:
1. 基本情報を収集(設立年、従業員数、市場)
2. 製品/サービスの特徴を整理
3. 価格体系を調査
4. 強み・弱みを分析
5. 最近のニュースやプレスリリースを確認
各ステップの実行後、次のステップを計画してから進む。
情報が見つからない項目は「未確認」と明記。
よくある失敗パターンと対策
| 失敗パターン | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 同じ検索を繰り返す | エピソードメモリの不足 | 「すでに試したことを記録し、繰り返さない」と指示 |
| 目標から逸脱する | 目標が曖昧 | SMART-Aフレームワークで目標を具体化 |
| 1つの失敗で停止 | エラーハンドリングがない | 「失敗したら代替アプローチを試す」と明記 |
| 低品質で完了を宣言 | 評価基準がない | 完了基準を目標に含める |
Key Takeaways
- システムプロンプトがエージェントの品質を最も左右する——役割、ツール、行動規範、制約を明確に定義
- シンプルなタスクから始めて各コンポーネントを検証してから複雑さを追加
- ツール呼び出しの失敗は「クラッシュ」ではなく「代替アプローチを試す」が正しい振る舞い
- 最初のエージェントが完璧に動くことはない——反復改善のサイクルを回す
- よくある失敗パターン(ループ、逸脱、停止、低品質)はシステムプロンプトの改善で解決できる
- 実行中のエージェントの推論ループを意識的に追跡して、どこで改善できるか観察する
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