リサーチ手法の全体像
アンケート、インタビュー、分析データ、観察——主要なリサーチ手法と、あらゆるビジネス質問に最適な手法を選ぶフレームワーク。
🔄 前回のおさらい: レッスン1でカスタマーリサーチが仮定をエビデンスに置き換える方法と、AIがリサーチプロセスを加速する仕組みを学びました。ここでは各リサーチ手法を深掘りし、最適な手法を選ぶフレームワークを学びます。
正しい問いに正しいツール
アンケートが必要なときにインタビューを実施したり、分析データが必要なときにアンケートを送ったりすると、時間を浪費し間違ったインサイトを得てしまいます。
リサーチ手法マトリクス
| 手法 | 答えられる問い | 最適な場面 | サンプルサイズ |
|---|---|---|---|
| アンケート | 何を?どれだけ? | 大規模な傾向の把握 | 100-1,000+ |
| インタビュー | なぜ?どのように? | 深い動機の理解 | 5-15人 |
| 分析データ | 何が起きている? | 行動パターンの発見 | 全ユーザー |
| 観察 | 実際にどう使っている? | UXの問題発見 | 5-10人 |
| 競合分析 | 市場で何が起きている? | 差別化機会の特定 | 5-10社 |
手法選択フレームワーク
- リサーチクエスチョンを定義する — 何を学びたいか?
- 「何を」vs「なぜ」を判別 — 数量か動機か?
- 利用可能なリソースを評価 — 時間、予算、アクセス
- 手法を選択 — クエスチョンに最適なものを
以下のビジネス質問に最適なリサーチ手法を
提案してください。
ビジネス質問:[あなたの質問]
対象顧客:[ターゲット層]
利用可能なリソース:[予算/時間/チームサイズ]
以下を含めてください:
1. 推奨するリサーチ手法とその理由
2. 必要なサンプルサイズの目安
3. 具体的な実施手順
4. AIでの加速ポイント
✅ 確認クイズ: 「顧客の60%がチェックアウトのステップ3で離脱している」という分析データがあった場合、次にすべきリサーチは?→定性調査(インタビューやユーザビリティテスト)。分析データが「何が」起きているかを示しているので、次は「なぜ」離脱しているかを理解する必要があります。
組み合わせの力
最も強力なリサーチプログラムは複数の手法を組み合わせます:
ステップ1:分析データでパターンを発見 → 離脱率の高いポイントを特定
ステップ2:インタビューで理由を理解 → なぜそこで離脱するかを深掘り
ステップ3:アンケートで検証 → インタビューで発見した仮説を大規模に検証
ステップ4:競合分析で比較 → 競合はこの問題をどう解決しているか
まとめ
- リサーチ手法は問いの種類によって使い分ける——「何を/どれだけ」には定量(アンケート、分析)、「なぜ/どのように」には定性(インタビュー、観察)
- 「リサーチクエスチョン・ファースト」——手法から始めるのではなく、答えたい問いから始めて最適な手法を選ぶ
- 分析データは行動を見せるが動機は見せない——「なぜ」を理解するには定性手法が不可欠
- 最強のリサーチは複数手法の組み合わせ——分析で発見→インタビューで理解→アンケートで検証
次のレッスン: 効果的なアンケート設計——バイアスのない質問の書き方、最適な長さ、AIを使ったアンケート設計の加速方法を学びます。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!