レッスン 2 12分

リサーチ手法の全体像

アンケート、インタビュー、分析データ、観察——主要なリサーチ手法と、あらゆるビジネス質問に最適な手法を選ぶフレームワーク。

🔄 前回のおさらい: レッスン1でカスタマーリサーチが仮定をエビデンスに置き換える方法と、AIがリサーチプロセスを加速する仕組みを学びました。ここでは各リサーチ手法を深掘りし、最適な手法を選ぶフレームワークを学びます。

正しい問いに正しいツール

アンケートが必要なときにインタビューを実施したり、分析データが必要なときにアンケートを送ったりすると、時間を浪費し間違ったインサイトを得てしまいます。

リサーチ手法マトリクス

手法答えられる問い最適な場面サンプルサイズ
アンケート何を?どれだけ?大規模な傾向の把握100-1,000+
インタビューなぜ?どのように?深い動機の理解5-15人
分析データ何が起きている?行動パターンの発見全ユーザー
観察実際にどう使っている?UXの問題発見5-10人
競合分析市場で何が起きている?差別化機会の特定5-10社

手法選択フレームワーク

  1. リサーチクエスチョンを定義する — 何を学びたいか?
  2. 「何を」vs「なぜ」を判別 — 数量か動機か?
  3. 利用可能なリソースを評価 — 時間、予算、アクセス
  4. 手法を選択 — クエスチョンに最適なものを
以下のビジネス質問に最適なリサーチ手法を
提案してください。

ビジネス質問:[あなたの質問]
対象顧客:[ターゲット層]
利用可能なリソース:[予算/時間/チームサイズ]

以下を含めてください:
1. 推奨するリサーチ手法とその理由
2. 必要なサンプルサイズの目安
3. 具体的な実施手順
4. AIでの加速ポイント

確認クイズ: 「顧客の60%がチェックアウトのステップ3で離脱している」という分析データがあった場合、次にすべきリサーチは?→定性調査(インタビューやユーザビリティテスト)。分析データが「何が」起きているかを示しているので、次は「なぜ」離脱しているかを理解する必要があります。

組み合わせの力

最も強力なリサーチプログラムは複数の手法を組み合わせます:

ステップ1:分析データでパターンを発見 → 離脱率の高いポイントを特定

ステップ2:インタビューで理由を理解 → なぜそこで離脱するかを深掘り

ステップ3:アンケートで検証 → インタビューで発見した仮説を大規模に検証

ステップ4:競合分析で比較 → 競合はこの問題をどう解決しているか

まとめ

  • リサーチ手法は問いの種類によって使い分ける——「何を/どれだけ」には定量(アンケート、分析)、「なぜ/どのように」には定性(インタビュー、観察)
  • 「リサーチクエスチョン・ファースト」——手法から始めるのではなく、答えたい問いから始めて最適な手法を選ぶ
  • 分析データは行動を見せるが動機は見せない——「なぜ」を理解するには定性手法が不可欠
  • 最強のリサーチは複数手法の組み合わせ——分析で発見→インタビューで理解→アンケートで検証

次のレッスン: 効果的なアンケート設計——バイアスのない質問の書き方、最適な長さ、AIを使ったアンケート設計の加速方法を学びます。

理解度チェック

1. 定量調査ではなく定性調査を使うべきタイミングはいつか?

2. 分析データだけに頼ることの主な限界は何か?

3. 「リサーチクエスチョン・ファースト」アプローチとは何を意味するか?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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