ユーザーインタビューの実施
オープンエンドの質問技法、「5つのなぜ」テクニック、インタビューデータの分析方法——深い顧客インサイトを引き出すインタビューの設計と実施。
🔄 前回のおさらい: レッスン3でバイアスのないアンケート設計、最適な長さ、選択式と自由回答の組み合わせ方を学びました。ここではアンケートでは得られない深いインサイトを引き出すユーザーインタビューに進みます。
アンケート vs インタビュー
アンケートは「何が」起きているかを大規模に把握します。インタビューは「なぜ」起きているかを深く理解します。
| 特性 | アンケート | インタビュー |
|---|---|---|
| 答える問い | 何を?どれだけ? | なぜ?どのように? |
| サンプルサイズ | 100-1,000+ | 5-15人 |
| インサイトの深さ | 浅い・広い | 深い・狭い |
| 予想外の発見 | 限定的 | 高い |
| 所要時間/人 | 3-5分 | 30-60分 |
インタビューガイドの設計
質問の構成
ウォームアップ(5分): 簡単な背景質問で回答者をリラックスさせる
- 「お仕事について少し教えてください」
- 「[関連トピック]との関わりはどのくらいですか?」
コア質問(20-30分): リサーチクエスチョンに直結するオープンエンド質問
- 「[プロダクト/サービス]を使い始めたきっかけを教えてください」
- 「最近[関連タスク]をした時の体験を詳しく教えてください」
- 「最も不満に感じた点は何ですか?」
深掘り(10分): 「5つのなぜ」で根本動機に到達
- 「それはなぜですか?」「もう少し詳しく教えてください」
クロージング(5分):
- 「他に共有したいことはありますか?」
以下の目的に沿ったインタビューガイドを作成して
ください。
リサーチクエスチョン:[何を学びたいか]
対象者:[顧客セグメント]
インタビュー時間:30分
以下を含めてください:
1. ウォームアップ質問(2-3問)
2. コア質問(5-7問、すべてオープンエンド)
3. 各質問に対する深掘り用フォローアップ
4. 避けるべき誘導表現の例
✅ 確認クイズ: インタビュー中に回答者が黙った場合、すぐに次の質問に移るべきか?→いいえ。沈黙は回答者が考えをまとめている時間であることが多い。5-10秒の沈黙を許容すると、より深い回答が得られることが多いです。「急がなくて大丈夫です」とリラックスを促すのも効果的。
AIでインタビューデータを分析
インタビュー後、記録を分析するのは時間がかかる作業です。AIが加速します:
以下のインタビュー記録を分析してください。
[インタビュー記録を貼り付け]
以下を抽出してください:
1. 主要テーマ(繰り返し登場するトピック)
2. 顧客の感情パターン(ポジティブ/ネガティブ)
3. 引用すべき重要な発言
4. 予想外のインサイト
5. 次のインタビューで深掘りすべき領域
まとめ
- オープンエンド質問がインタビューの核心——回答者が自分の言葉で語り、予想外の発見が生まれる
- 「5つのなぜ」テクニックで表面的な回答を超え根本的な動機に到達する
- 5-15人で「飽和」に達する——主要テーマの85%は5人のインタビューで明らかになる
- AIがインタビュー記録のテーマ分析、感情パターン抽出、インサイト特定を加速
次のレッスン: カスタマーペルソナの構築——リサーチデータに基づいた詳細な顧客プロフィールの作成方法を学びます。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!