コミュニティ戦略とプラットフォーム選定
コミュニティの目的定義、SPACESフレームワークによる目標設定、Discord・Slack・Circle・Facebookなどのプラットフォーム選定マトリクスを学ぶ。
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🔄 前回のおさらい: レッスン1でコミュニティの競争優位性とAIがコミュニティマネージャーの業務をどう変革するかを学びました。ここでは戦略の設計とプラットフォームの選定に進みます。
戦術の前に戦略
多くの人はプラットフォームを選んでからコミュニティを始めます。しかし、プラットフォームは「入れ物」に過ぎません。先に決めるべきは:
- なぜこのコミュニティが存在するのか(目的)
- 誰のためか(ターゲット層)
- どんな価値を提供するか(差別化)
コミュニティの目的を定義する
コミュニティの目的を明確にする手伝いをしてください。
以下の情報を元に:
- 業種/テーマ:[あなたの分野]
- ターゲット層:[具体的な対象者]
- 提供したい価値:[メンバーにどんな体験をさせたいか]
- ビジネス目標:[コミュニティがビジネスにどう貢献するか]
以下を作成してください:
1. コミュニティのミッションステートメント(1文)
2. ターゲットメンバーのペルソナ(3つ)
3. 差別化ポイント(既存コミュニティとの違い)
4. メンバーが得られる価値の具体例(5つ)
弱い目的 vs 強い目的
| 弱い目的 | 強い目的 |
|---|---|
| 「デザイナーのコミュニティ」 | 「フリーランスUIデザイナーが、案件獲得と単価交渉のノウハウを共有する場」 |
| 「起業家の交流の場」 | 「初期段階のSaaSスタートアップが、PMFまでの課題と解決策を共有するピアサポート」 |
| 「料理好きの集まり」 | 「忙しい共働き家庭が15分以内で作れるレシピと時短テクニックを共有する」 |
プラットフォーム選定マトリクス
| プラットフォーム | 向いているケース | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| Discord | ゲーマー、開発者、クリエイター | リアルタイムチャット、音声チャンネル、ボット拡張 | ビジネス層に馴染みが薄い |
| Slack | B2B、プロフェッショナル | ビジネスユーザーに馴染み深い、スレッド構造 | 無料枠制限、過去メッセージの検索性 |
| Circle | クリエイター、コース受講者 | 美しいUI、コース統合、有料会員対応 | リアルタイム性が弱い |
| 一般消費者、ローカル | 最大のユーザーベース、参加障壁が低い | アルゴリズムに左右される、データ制御が弱い |
✅ 確認クイズ: プラットフォーム選定で「ターゲットメンバーがすでにいる場所」が最優先される理由は?→新しいプラットフォームを学ぶこと自体がメンバーにとっての参加障壁になります。メンバーが日常的に使っている場所にコミュニティを置くことで、参加のハードルが下がり、初期のアクティベーション率が大幅に向上します。
SPACESフレームワークで目標設定
メンバー数ではなく、コミュニティの質を測定する6つの指標:
| 指標 | 測定するもの | 例 |
|---|---|---|
| S — Sense of belonging(帰属感) | メンバーが「居場所」と感じているか | 自発的な自己紹介、「おかえり」のやり取り |
| P — Purpose(目的) | 明確な存在理由がある | メンバーが「なぜここにいるか」を説明できる |
| A — Access(接触性) | 価値ある情報やつながりに到達できるか | 質問への平均回答時間、リソースの充実度 |
| C — Contribution(貢献) | メンバーが価値を提供しているか | UGCの量、回答者の多様性 |
| E — Engagement(参加度) | アクティブな参加があるか | 月間アクティブユーザー率、リアクション数 |
| S — Support(サポート) | メンバー同士の助け合い | ピアサポートの頻度、解決された質問の割合 |
メンバージャーニーの設計
コミュニティ参加の7つのステージ:
- 発見 — コミュニティの存在を知る
- 参加 — メンバーとして登録する
- オンボーディング — 歓迎され、居場所を見つける
- 最初の貢献 — 初めて投稿・コメントする
- 習慣化 — 定期的に参加するようになる
- 貢献者 — 積極的に価値を提供する
- アドボケイト — 他の人にコミュニティを薦める
各ステージでの離脱を防ぐ仕組みを、次のレッスンから順番に構築していきます。
まとめ
- プラットフォーム選定はターゲットメンバーがすでにいる場所と必要なインタラクション形式で決定する
- コミュニティの目的は「誰のために、どんな価値を」が明確であるべき——曖昧な目的は離脱を招く
- メンバー数はバニティメトリクス——SPACESフレームワークでコミュニティの健全性を多角的に測定
- ガイドラインは禁止行為のリストではなく、作りたい文化を描写するものとして設計する
- メンバージャーニー(発見→参加→オンボーディング→貢献→習慣化→アドボケイト)の各段階で離脱を防ぐ設計が必要
次のレッスン: AIを活用したメンバーオンボーディング——最初の48時間で新メンバーを定着させるシステムを構築します。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!