レッスン 4 15分

アプリと社内ツールを作る

ユーザーアカウント、フォーム、ダッシュボード、データ管理を備えたWebアプリと社内ツールを、コードなしで構築する。

🔄 Quick Recall: 前回のレッスンでWebサイトを構築した——情報を提示する場所。今回はもっと強力なものを作る——ユーザーがログインし、データを入力し、作業を進めるインタラクティブなアプリ。

Webサイトからアプリへ

Webサイトは「見る」もの。アプリは「使う」もの。この違いが重要。

Webサイトアプリ
情報を掲載するユーザーが操作する
全員に同じ内容を表示ユーザーごとに異なる内容
静的なコンテンツ中心動的なデータ処理
フォームは問い合わせ程度フォーム、ダッシュボード、ワークフロー

アプリ設計の3ステップ

ステップ1:データモデルを設計する

アプリの骨格=データモデル。「何を保存して、データ同士をどうつなげるか」を最初に決める。

例:プロジェクト管理アプリ

[クライアント] → [プロジェクト] → [タスク] → [コメント]
                        [チームメンバー]
テーブル主なフィールド関連先
クライアント会社名、担当者、連絡先→ プロジェクト
プロジェクト名称、期限、ステータス→ クライアント、→ タスク
タスクタイトル、期限、担当者、完了状態→ プロジェクト、→ メンバー
メンバー名前、メール、ロール→ タスク
以下のアプリのデータモデルを設計して:

アプリの目的:[説明]
主なユーザー:[誰が使う?]
管理したいデータ:[リスト]

各テーブル(エンティティ)について:
1. テーブル名
2. フィールド(列)のリスト
3. 他テーブルとの関連(1対多、多対多)
4. 必須フィールドと任意フィールドの区別

ステップ2:ユーザーロールを定義する

誰が何を見られて、何ができるか:

ロール見られるものできること
管理者すべてのデータすべての操作、設定変更
マネージャー担当チームのデータタスクの割り当て、進捗管理
メンバー自分の担当タスクタスクの更新、コメント
クライアント自分のプロジェクト進捗確認、ファイルアップロード

ステップ3:画面を設計する

データモデルとロールが決まったら、各ロールに必要な画面を設計:

管理者向け画面:
- ダッシュボード(全プロジェクトの概要)
- クライアント一覧/詳細
- プロジェクト一覧/詳細
- メンバー管理

クライアント向け画面:
- マイプロジェクト一覧
- プロジェクト詳細(進捗、ファイル)
- メッセージ

Quick Check: 自分が作りたいアプリを考えて、テーブルを3つ挙げてみよう。そのテーブル同士の関係性は? データモデルが先に見えると、構築がスムーズになる。

日本の業務アプリ:kintoneの活用

kintone(サイボウズ)は日本企業で最も使われているノーコードアプリビルダー。

kintoneが得意なこと:

  • 業務日報、申請管理、顧客管理
  • ドラッグ&ドロップのフォームデザイン
  • レコード間のリレーション
  • ワークフロー(承認フロー)
  • プラグインによる機能拡張

kintoneの制約:

  • 外部公開向けのアプリには向かない(社内利用が中心)
  • デザインのカスタマイズ性は限定的
  • ユーザー単位の課金で大規模利用はコスト増

外部公開向けなら: Bubble(Webアプリ)、Glide(モバイル)、AppSheet(Googleワークスペース連携)が候補。

AIでアプリの設計図を作る

以下のアプリの完全な設計図を作って:

目的:[説明]
ユーザー数の見込み:[人数]
ユーザーの種類:[管理者、一般ユーザー等]

設計図に含めてほしいもの:
1. データモデル(テーブル、フィールド、リレーション)
2. ユーザーロールと権限
3. 画面一覧(各ロール別)
4. ワークフロー(データの流れ)
5. おすすめのノーコードプラットフォーム(理由つき)
6. 構築の優先順位(何から作るべきか)

Key Takeaways

  • Webサイトは「見る」、アプリは「使う」——双方向のインタラクションが違い
  • データモデル(何を保存し、どう関連づけるか)を最初に設計する——これがアプリの骨格
  • ユーザーロールで「誰が何を見られるか」を明確に定義する——セキュリティと使い勝手の土台
  • 日本ではkintoneが社内業務アプリのデファクトスタンダード
  • 外部公開アプリにはBubble、Glide、AppSheetが候補
  • AIにアプリの設計図を生成させると、抜け漏れのない構造設計が素早くできる

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理解度チェック

1. Webサイトとアプリの根本的な違いは?

2. ノーコードアプリを計画するとき、最初に設計すべきものは?

3. ユーザーロール(権限)がノーコードアプリで重要な理由は?

すべての問題に答えてから確認できます

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