レッスン 5 15分

自動化ワークフローの構築

アプリ間を連携し、手作業をなくし、ビジネスプロセスを自動で回す自動化ワークフローを、コードなしで構築する。

🔄 Quick Recall: 前回のレッスンでアプリの設計図を作った——データモデル、ユーザーロール、画面設計。今回は「人間がいなくても動く」自動化ワークフローの構築に進む。

なぜ自動化が重要か

ビジネスの中で「同じことを何度も手作業でやっている」タスクはないだろうか?

  • フォームが送信されるたびにメールで通知
  • 新しい顧客をスプレッドシートに手入力
  • 請求書を毎月手動で作成
  • 毎日のレポートを手でまとめる

これらはすべて自動化できる。一度設定すれば、自分がいなくても回り続ける。

自動化の3つの要素

トリガー → 条件チェック → アクション

トリガー: 何が自動化を起動するか

  • フォーム送信
  • スケジュール(毎日9時、毎月1日)
  • メール受信
  • データの変更(ステータスが「完了」に変わった等)

条件: いつ実行するか

  • 金額が10万円以上の場合のみ
  • 平日の営業時間内のみ
  • 特定のカテゴリのデータだけ

アクション: 何をするか

  • メール送信
  • Slackに通知
  • スプレッドシートに行を追加
  • データベースのレコードを更新
  • PDFを生成

実用的な自動化の例

1. 問い合わせ対応の自動化

トリガー:Webフォームが送信される
アクション1:顧客に自動返信メールを送信
アクション2:Slackの#問い合わせチャンネルに通知
アクション3:スプレッドシートに記録
条件:「緊急」フラグがある場合
アクション4:担当者に直接通知

2. 日次レポートの自動化

トリガー:毎日17:00
アクション1:売上データをスプレッドシートから取得
アクション2:サマリーをフォーマット
アクション3:Slackまたはメールでチームに送信

3. 新規顧客のオンボーディング

トリガー:CRMに新規顧客が追加される
アクション1:ウェルカムメールを自動送信
アクション2:プロジェクトテンプレートを自動作成
アクション3:担当者をアサイン+通知

Quick Check: 自分の仕事で「毎回同じ手順を繰り返しているタスク」を3つ挙げてみよう。それらは「トリガー→条件→アクション」で表現できる?

AIで自動化フローを設計する

以下の業務プロセスを自動化するワークフローを設計して:

現在の手作業:[説明]
発生頻度:[1日何回/週何回]
使用中のツール:[Gmail, Slack, スプレッドシート等]
ノーコード自動化ツール:[Zapier/Make/Power Automate]

設計してほしいこと:
1. トリガーは何にすべきか
2. 各ステップのアクション
3. 必要な条件分岐
4. エラーが起きた場合の対処
5. テストの方法

自動化の「地雷」を避ける

地雷対処法
複雑すぎて壊れると原因不明1ステップずつ構築・テスト
意図しないループ(無限実行)トリガー条件を厳密に設定
エラー時にデータが消えるエラー通知の設定、ログの保存
自動化の全体像を誰も把握していないドキュメント化(何を/なぜ/どう)
API制限に引っかかる無料プランのAPI呼び出し制限を確認

日本のビジネスでの自動化ポイント

LINE連携: Zapier/MakeのLINE連携で、予約確認、リマインド、ステータス通知をLINEに自動送信可能。

承認フロー: 日本のビジネスでは稟議・承認が重要。kintoneやPower Automateなら承認ワークフローをノーコードで構築できる。

請求書自動化: MisocaやfreeeのAPIとZapier/Makeを連携すれば、見積り→請求→入金確認の流れを半自動化可能。

Key Takeaways

  • すべての自動化はトリガー・条件・アクションの3要素で構成される
  • 1ステップずつ構築してテスト——一度に全部作ると問題の原因が特定できない
  • 自動化すべきは「反復的・ルールベース・頻繁」なタスク——判断が必要なものは人間に残す
  • AIに業務プロセスを伝えれば、自動化フローの設計図を生成してくれる
  • LINE連携、承認フロー、請求書自動化が日本のビジネスでの主要ユースケース
  • 自動化のドキュメント化は将来の自分(と同僚)への贈り物

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レッスン6:データベースとバックエンドロジックでは、アプリと自動化の裏側——データの設計と管理を学ぶ。

理解度チェック

1. すべての自動化ワークフローを構成する3つの要素は?

2. 自動化を構築するとき、よくある失敗は?

3. マルチステップの自動化を使うべき場面と手作業を残すべき場面の判断基準は?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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