レッスン 6 15分

データベースとバックエンドロジック

ノーコードのデータベースプラットフォームを使ってデータを保存・整理・管理する——SQLに触れずにバックエンドを構築。

🔄 Quick Recall: 前回のレッスンで自動化ワークフローを構築した。ワークフローはシステム間でデータを移動させる——でもそのデータはどこに住んでいる? このレッスンでアプリや自動化を支えるデータ層を構築する。

データで考える

アプリも自動化もWebサイトも、裏側にはデータがある。ノーコード開発で最も重要なスキルの1つは「データで考える」力。

テーブルの基本

ノーコードデータベースの基本単位はテーブル。スプレッドシートに似ているが、もっと構造的。

スプレッドシートとデータベースの違い:

スプレッドシートデータベース
自由なフォーマット列ごとに型が決まっている
1ファイルに全部入れがちテーブルを分けてリンク
データが増えると破綻しやすいスケーラブル
同時編集でデータが壊れやすいデータの整合性を保つ仕組み

リレーション:テーブルをつなげる

データベースの真価はリレーション。テーブル同士をリンクで結ぶことで、データに文脈が生まれる。

主なリレーションの種類:

種類意味
1対多1クライアント → 複数プロジェクト1つのレコードに複数が紐づく
多対多タスク ↔ タグ両方が複数持ち合う
1対1社員 → 社員プロフィール1対1で紐づく

AIでデータモデルを設計:

以下のアプリのデータベース構造を設計して:

アプリの目的:[説明]
管理するデータ:[リスト]

各テーブルについて:
1. テーブル名
2. フィールド名と型(テキスト、数値、日付、セレクト等)
3. 他テーブルとのリレーション
4. 計算フィールド(あれば)
5. インデックスやフィルターのおすすめ

ビューで同じデータを多角的に見る

1つのテーブルから複数のビューを作成できる:

例:タスクテーブルの活用

ビュー名フィルター/グループ用途
全タスクなし全体の俯瞰
自分のタスク担当者=自分日常の作業リスト
今週の期限期限=今週直近の優先度管理
プロジェクト別グループ:プロジェクトプロジェクトマネジメント
完了済みステータス=完了進捗レビュー
カンバンステータスでカラム分けビジュアルな進捗管理

Quick Check: 自分の仕事で使っているスプレッドシートを1つ思い浮かべよう。そのデータを複数のテーブルに分けるとしたら、どう分ける? テーブル間のリレーションは?

日本のノーコードデータベース環境

Notion: ドキュメントとデータベースが融合。社内Wiki+タスク管理+CRMの一体化に強い。日本での人気が急上昇。

kintone: 業務データベースとしても機能。レコードの承認フロー、アクセス権、プロセス管理をGUIで設定可能。日本語UIが完全。

Airtable: スプレッドシートの使いやすさとデータベースの構造を両立。APIが充実し、自動化との連携が強力。ただし日本語UIは限定的。

Googleスプレッドシート+AppSheet: 既存のスプレッドシートをそのままアプリ化。Googleワークスペースを使っている企業に最適。

フィールド型の選び方

正しいフィールド型の選択が、データの品質を決める:

データ推奨型避けるべき型
名前テキスト
金額数値(通貨)テキスト(計算できなくなる)
日付日付テキスト(ソートが壊れる)
ステータスセレクト(選択肢)テキスト(表記揺れが起きる)
メールアドレスメールテキスト(バリデーションなし)
はい/いいえチェックボックステキスト

Key Takeaways

  • データベースはスプレッドシートの進化系——型の厳密さとリレーションが違い
  • テーブルを分けてリレーションでつなぐ(正規化)ことで、重複を防ぎ更新を楽にする
  • ビューは同じデータの異なる「窓」——フィルター、ソート、グループ化で目的別に表示
  • AIにアプリの目的を伝えれば、テーブル構造とリレーションを設計してくれる
  • フィールド型の正しい選択がデータ品質の基盤——テキストに頼りすぎない
  • Notion、kintone、Airtable、GoogleスプレッドシートがJP市場での主要選択肢

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レッスン7:AIをノーコードの相棒にするでは、構築の全工程でAIを活用して、開発スピードとクオリティを引き上げる方法を学ぶ。

理解度チェック

1. データベースの「リレーション(関連付け)」とは?

2. すべてを1つの大きなテーブルに入れるべきでない理由は?

3. ノーコードデータベースの「ビュー」とは?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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