MVPをローンチする
コース全体の学びを統合し、最小限のプロダクト(MVP)を計画・構築・ローンチする——実際のユーザーに届けるまで。
🔄 Quick Recall: 7つのレッスンで、プラットフォーム選定、Webサイト構築、アプリ開発、自動化、データベース設計、AI活用を学んできた。最終レッスンでは、すべてを組み合わせて実際にプロダクトを世に出す。
MVPという考え方
初めてプロダクトを作る人がやりがちなミス——「全部完成してからリリースしよう」。6ヶ月後、ほぼ完成したプロダクトが手元にあるが、誰にも使ってもらえていない。
MVPはこの逆。核心の課題を解決する最小限のバージョンを作り、リリースして、実ユーザーの反応を見て、そこから改善する。
予約アプリのMVPに必要なのは:空き枠を見る、時間を選ぶ、連絡先を送る、確認を受け取る。以上。決済、定期予約、キャンセルポリシー、カレンダー連携はあとから——まず「この予約の仕組みを人が使いたいか」を確かめる。
総仕上げ:MVPの計画とローンチ
このエクササイズで、コース全体の学びを実践する。自分のアイデアか、以下の例を使う:
例:フリーランスのクライアントポータル フリーランスがクライアントにプロジェクトの進捗を共有するシンプルなポータル。クライアントがログインして、プロジェクトの状態を確認し、成果物を閲覧し、フィードバックを残す。
フェーズ1:核心の課題を定義する
MVPを作りたい:[自分のアイデア or 「フリーランスのクライアントポータル」]
MVPのスコープを定義するのを手伝って:
1. 解決する核心の課題は?(1文で)
2. 主なユーザーは誰?(1文で)
3. そのユーザーが達成したいことは?
4. 思いつく全機能をリストアップ
5. そこから容赦なく削って:核心の課題を直接解決する3〜5個は?
6. 残りは「V2リスト」へ
✅ Quick Check: MVPの機能を容赦なく削ることがなぜ重要か? 機能を増やすほど、構築時間・複雑さ・バグのリスクが増える。1つの課題を確実に解決するMVPはリリースできる。10個の課題を解決しようとするMVPは永遠に完成しない。
フェーズ2:データモデルを構築する
レッスン6で学んだデータベース設計を活用:
MVPのデータベースを設計して:
MVPの機能:[3〜5個の核心機能]
最小限のテーブルだけ作成:
1. MVP機能に必要なテーブルのみ(V2のテーブルは作らない)
2. コアワークフローを支えるフィールドだけ
3. テーブル間のリレーション
4. テスト用のサンプルデータ
最小限に。テーブルやフィールドは後から追加できる。
フェーズ3:画面を構築する
レッスン3(Webサイト)とレッスン4(アプリ)の知識を活用:
MVPの画面を設計して。各画面について:
1. 目的(ユーザーが何を達成するか)
2. レイアウト(何をどこに配置するか)
3. 表示するデータ(どのテーブルのどのフィールド)
4. 操作(ボタン、フォーム、リンク)
5. 画面遷移(どうやって他の画面に移動するか)
必要な画面:
[MVP機能に基づいて4〜6画面をリスト]
ノーコードプラットフォームで実装する。テキストはすべてAI生成を使い、後で調整すればいい。
フェーズ4:自動化を設定する
レッスン5の自動化を活用:
MVPに必要な自動化は?
MVPの機能:[機能リスト]
以下の条件を満たす自動化だけリストして:
1. コアワークフローに必須(あると便利、ではなく、ないと動かない)
2. ユーザーが当然期待するもの(確認メール、ステータス通知)
3. 運営者として知るべきこと(新規登録の通知)
便利だけど必須ではないものはスキップ。
ほとんどのMVPに必要な自動化は2〜3個。やりすぎない。
フェーズ5:ローンチ前テスト
レッスン7のAIテスト活用を実践:
MVPのローンチ前テストチェックリストを生成して:
機能:[MVP機能リスト]
テストカテゴリ:
1. 正常系——コアワークフローがエンドツーエンドで動くか?
2. 壊れた入力——空欄、変なデータでどうなる?
3. 権限——ユーザーは自分のデータだけ見えるか?
4. スマホ——すべてスマホで動くか?
5. メール——通知は正しく届くか?
6. エッジケース——ユーザーがやりそうな変な操作3つ
フェーズ6:ローンチ
ローンチはイベントではなくチェックリスト:
- 独自ドメインを接続
- テストデータを削除(実データまたはデモデータに差し替え)
- 問い合わせ用メールが機能するか確認
- プライバシーポリシー・利用規約(AIで下書き可能)
- アクセス解析を設定
- エラー通知を設定(壊れたときに気づけるように)
- 最初のユーザーへの招待メール
日本でのローンチチェック追加項目:
- 特定商取引法に基づく表記(EC・有料サービスの場合)
- 個人情報保護方針
- LINE公式アカウントからのお知らせ(顧客接点がLINEの場合)
MVPの招待メールを書いて:
プロダクト:[何をするか]
送る相手:[最初の10人のユーザー]
お願いしたいこと:プロダクトを使って率直なフィードバックをもらうこと
トーン:ワクワク感があるが正直に。初期バージョンであることを認める。「モルモット」ではなく「インサイダー」として迎える。
含めること:プロダクトの説明、使い始め方、問題が起きたときの連絡先、フィードバックの送り方。日本語の敬体で。
フェーズ7:フィードバックを集めて改善する
ローンチしてからが本番。実データに基づく改善サイクルを回す:
MVPの最初の2週間のフィードバック収集プランを作って:
1. ユーザーに聞くべき質問は?(5〜7個の具体的な質問)
2. いつ聞くか?(初回利用後、3日後、1週間後)
3. どうやって聞くか?(アプリ内、メール、LINE、短い通話)
4. 追跡すべき利用データは?(どの機能が使われているか、どこで離脱するか)
5. V2でのフィードバック優先順位のつけ方は?
ユーザーが「言うこと」より「やること」を見る。全員が機能Aを使って誰も機能Bに触らないなら、次に投資すべき先は明白。
コースで身につけたノーコードツールキット
| スキル | レッスン | できること |
|---|---|---|
| プラットフォーム選定 | 2 | プロジェクトに合った正しいツールを選べる |
| Webサイト構築 | 3 | AIでコンテンツを生成しながらプロフェッショナルなサイトを作れる |
| アプリ開発 | 4 | データ、ユーザー、ロジックを備えたインタラクティブなツールを作れる |
| 自動化 | 5 | アプリ間を連携し、手作業なしで動くワークフローを作れる |
| データベース設計 | 6 | SQLなしでデータを構造化・管理できる |
| AI共同開発 | 7 | 開発の全工程でAIを活用して速度と品質を上げられる |
| MVPローンチ | 8 | アイデアから実際のプロダクトまで形にできる |
これらのスキルは再利用できる。次にアイデアが浮かんだとき、コンセプトからローンチまで数日で到達できる。
Key Takeaways
- MVPは核心の課題を確実に解決する最小限のプロダクト——それ以外の機能はどんなに欲しくてもカット
- 7つのフェーズで進める:課題定義→データモデル→画面構築→自動化→テスト→ローンチ→フィードバック
- ローンチは終わりではなく始まり——実ユーザーのフィードバックが次の開発を決める
- ほとんどのMVPは3〜5機能と2〜3個の自動化で十分に機能する
- 完璧主義よりローンチを優先——動くものは完璧なものに勝る
- ノーコード+AIのツールキットで、アイデアからプロダクトまで数日で到達できる
このコースを最後まで完了しました。コードを書かずにプロダクトを作るスキルが身についた。アイデアとプロダクトの間にある壁は、かつてないほど低くなっている。さあ、何か作ろう。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!