料金設定と単価戦略
「いくらにすればいいか分からない」を解決。市場データ、価値ベース、工数見積もりの3軸で自信ある料金設定を行う。
🔄 Quick Recall: 前回のレッスンで「勝てる提案書」の型を身につけた。提案の中核は「いくらで何を提供するか」——ここでは料金設定の考え方を深掘りする。
料金の不安
10人のフリーランスに単価を聞けば、8人が「案件によります」と答える。そのあと30分間悩んで、自信のない数字を提案書に入れる。
低すぎる → 忙しいのに稼げない 高すぎる → 案件が来ない ちょうど良い → そもそも何が「ちょうど良い」か分からない
料金設定は勘ではなくデータと戦略で決める。
3つの料金設定アプローチ
1. 市場ベース(相場を知る)
フリーランスの[職種]の市場単価を調査して。
条件:
- 日本市場
- スキルレベル:[初級/中級/上級]
- 案件タイプ:[例:LP制作、記事執筆、システム開発等]
以下を出して:
1. CrowdWorks・Lancersの相場帯
2. 直接取引(エージェント経由)の相場帯
3. 経験年数別の目安
4. この単価帯で生活を維持するのに必要な月間案件数
2. コストベース(最低ラインを知る)
フリーランスとして最低限必要な月収を計算して。
固定費:
- 家賃:[金額]
- 社会保険・国民年金:[金額]
- 健康保険:[金額]
- 所得税・住民税の見込み:[金額]
- 事業経費(ツール、通信等):[金額]
- 生活費:[金額]
- 貯蓄目標:[金額]
月の稼働可能時間:[時間]
(うち請求可能な割合:約60〜70%)
最低時間単価と、目標時間単価を算出して。
3. 価値ベース(成果で決める)
以下のプロジェクトの価値ベース料金を算出して。
案件:[内容]
クライアントの期待する成果:[売上増、コスト削減、時間短縮等]
想定されるクライアントの利益:[金額 or 推測]
価値ベースの料金設計:
1. クライアントの得る価値の見積もり
2. その10〜30%を料金として正当化するロジック
3. クライアントに提示するときの説明フレーズ
4. 「高い」と言われたときの切り返し方
✅ Quick Check: 自分の直近の案件1つを、時間単価・コストベース・価値ベースの3つで計算してみよう。どれが最も高い? その差が「今、取りこぼしている利益」の可能性がある。
見積もりの出し方
工数見積もりプロンプト
以下の案件の工数を見積もって。
案件内容:[詳細]
自分のスキルレベル:[記述]
以下の構成で:
1. タスク分解(各タスクの想定時間)
2. 見えにくい作業(ヒアリング、修正、管理)も含めた合計
3. バッファ(想定外の追加作業):20〜30%上乗せ
4. 合計時間 × 時間単価 = 見積額
5. 端数の丸め方(見栄えが良い金額に)
値上げの伝え方
既存クライアントへの値上げは気が重い。でも必要:
既存クライアントへの値上げ通知メッセージを書いて。
状況:
- 現在の単価:[金額]
- 新しい単価:[金額]([X]%アップ)
- 理由:[スキル向上、市場相場の変動、コスト増等]
- 適用開始:[時期]
条件:
- 感謝から始める
- 値上げの理由を正当に説明
- 移行期間を設ける
- 「今後も最高の仕事をお届けします」のニュアンス
- 日本のビジネスマナーに合ったトーン
Key Takeaways
- 時間単価制は経験を積むほど損をする逆インセンティブ——価値ベースへシフトを
- 料金設定は勘ではなく、市場データ・コスト計算・価値分析の3軸で決める
- 見積もりにはバッファ20〜30%を必ず上乗せする(見えない作業が必ずある)
- 案件の80%以上が成約する=値上げのサイン
- 既存クライアントへの値上げは感謝と理由をセットで伝える
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