クライアントコミュニケーション
初回ヒアリングから納品まで、クライアントとの関係を良好に保つコミュニケーション術。期待値の合わせ方と進捗報告のテンプレート。
🔄 Quick Recall: 前回のレッスンで料金設定の3つのアプローチを学んだ。適正な報酬が決まったら、次はそれに見合った「プロの対応」——クライアントコミュニケーションに入る。
コミュニケーションのギャップ
仕事は完璧だった。デザインは洗練されている。コードはクリーン。
クライアントは不満だった。
品質が悪いからではない。期待と違ったから。クライアントは大胆でカラフルなデザインを想像していた。自分はクリーンでミニマルに仕上げた。クライアントは毎週の報告を期待していた。3週間の沈黙の後に最終納品を送った。
スキルではなくコミュニケーションが、リピーターになるか悪評になるかを決める。
ヒアリングテンプレート
初回のヒアリングで確認すべきことを網羅:
新規クライアントとの初回ヒアリングの質問リストを作って。
案件タイプ:[Webデザイン/記事執筆/開発等]
以下のカテゴリで:
1. プロジェクトの背景(なぜこの案件を依頼?)
2. 成功の定義(何ができたら「成功」?)
3. 好みと方向性(参考事例、避けたいもの)
4. スケジュールと優先度(納期、急ぎか否か)
5. 意思決定プロセス(誰が最終判断する?)
6. コミュニケーション(連絡方法、頻度、曜日)
7. 過去の経験(以前のフリーランスで困ったこと)
キックオフメッセージ
ヒアリング後の確認メッセージ:
ヒアリング内容を元に、クライアントへの
プロジェクトキックオフメッセージを書いて。
合意した内容:
- ゴール:[記述]
- 成果物:[リスト]
- スケジュール:[マイルストーン]
- 料金と支払条件:[記述]
- 連絡方法:[Slack/メール/チャット等]
- 修正回数:[回]
確認と次のステップを含めて。200字以内。
✅ Quick Check: 直近のクライアントとのやり取りを振り返ろう。「最初に確認しておけばよかった」と思ったことは何? それをヒアリングリストに追加する。
進捗報告テンプレート
定期進捗報告
クライアントへの週次進捗報告を書いて。
プロジェクト:[名前]
今週やったこと:[リスト]
来週やること:[リスト]
確認事項:[クライアントに判断してもらいたいこと]
スケジュール状況:[予定通り/若干遅れ/問題あり]
トーン:プロフェッショナルで簡潔。
3〜5行で。長い報告は読まれない。
悪いニュースの伝え方
遅延やトラブルは避けられない。伝え方が大事:
クライアントに[スケジュール遅延/予想外の問題]を
伝えるメッセージを書いて。
状況:[何が起きたか]
影響:[スケジュール/コスト/スコープへの影響]
対策:[どう対処するか]
条件:
- 言い訳ではなく事実と対策を先に
- 代替案を必ず提示
- 「どうしますか?」ではなく「こうします。ご確認ください」
修正対応のコミュニケーション
フィードバックの受け方
クライアントから以下のフィードバックが来ました。
適切な返信を書いて。
フィードバック:[貼り付け]
返信の構成:
1. フィードバックへの感謝
2. 理解した内容の確認(自分の言葉で言い換え)
3. 対応方針(何をいつまでに)
4. 追加確認があれば質問
「承知しました」だけで終わらせない。
「理解しています」を示す。
修正回数のバウンダリー
クライアントが契約の修正回数を超えて
追加修正を求めてきました。
状況:[契約は[X]回の修正。現在[Y]回目]
対応メッセージを書いて:
- 丁寧だが明確に境界線を示す
- 追加修正は別料金であることを伝える
- 関係を壊さないトーン
- 具体的な追加料金と対応を提示
Key Takeaways
- トラブルの大半は品質ではなく「期待値のズレ」——最初のヒアリングで予防する
- キックオフで「成功の定義」「スコープ」「連絡方法」を全員で合意する
- 進捗報告は短く定期的に。悪いニュースほど早く伝える
- フィードバックには「理解しています」を示す返信を。「承知しました」だけはNG
- 修正回数の境界線は関係を壊さず、でも明確に
Up Next
レッスン6:スコープクリープと困難な状況では、「ちょっとこれも追加で…」への対応、遅延支払い、問題クライアントへの対処法を学ぶ。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!