機能の優先順位付けとロードマップ
RICE、ICEなどのフレームワークをAIで運用し、データ駆動の防御可能なロードマップを構築する。
プレミアムコースコンテンツ
このレッスンはプレミアムコースの一部です。Proにアップグレードすると、すべてのプレミアムコースとコンテンツを利用できます。
- すべてのプレミアムコースを利用
- 1,000以上のAIスキルテンプレート付き
- 毎週新しいコンテンツを追加
バックログという名のカオス
機能リクエストが50件。エンジニアリングリソースは3人月。何を作る? 「全部重要」は答えにならない。
🔄 Quick Recall: 前回のレッスンで、PRDと機能仕様書の作成方法を学んだ。「何を作るか」が明確になった。今回は「何を先に作るか」——優先順位付けとロードマップの構築。
RICEフレームワーク
最も広く使われている優先順位フレームワーク:
| 要素 | 意味 | 測定方法 |
|---|---|---|
| Reach | 影響を受けるユーザー数 | 四半期あたりのユーザー数 |
| Impact | ユーザーあたりの影響度 | 0.25 / 0.5 / 1 / 2 / 3 |
| Confidence | 見積もりの確信度 | 100% / 80% / 50% |
| Effort | 必要な工数 | 人月 |
RICE Score = (Reach × Impact × Confidence) / Effort
以下の機能候補リストをRICEフレームワークで
スコアリングして:
[機能リストをペースト]
プロダクト:[プロダクト名]
月間アクティブユーザー:[数]
エンジニアリングチーム:[人数]
各機能について:
1. Reach(四半期でどれだけのユーザーに影響するか)
2. Impact(0.25〜3のスケールで)
3. Confidence(100%/80%/50%)
4. Effort(人月)
5. RICEスコア
6. スコアの根拠(なぜこの見積もりか)
※Confidenceが50%以下の項目は追加調査が必要な領域として注記。
✅ Quick Check: 自分のバックログから5つの機能を選び、RICEスコアを出してみよう。直感の順位とスコアの順位は一致する? 一致しない場合、なぜ?
ICEフレームワーク
RICEのシンプル版。スピードが必要なとき:
| 要素 | 意味 | スケール |
|---|---|---|
| Impact | 影響度 | 1〜10 |
| Confidence | 確信度 | 1〜10 |
| Ease | 実装の容易さ | 1〜10 |
ICE Score = Impact × Confidence × Ease
RICEよりシンプルだが、Reachが含まれないため大規模プロダクトには不向き。
フレームワークの限界と判断
フレームワークがカバーしないもの:
| 見えない要素 | 例 |
|---|---|
| 戦略的整合性 | 「スコアは低いが、ビジョンに不可欠」 |
| 市場タイミング | 「競合が3ヶ月以内に出す」 |
| 技術的負債 | 「今やらないと6ヶ月後に3倍コストになる」 |
| チームモラル | 「このプロジェクトでチームが成長できる」 |
| 規制対応 | 「法的に必須」 |
フレームワークは判断の「出発点」。これらの要素を考慮した「人間の判断」が最終的な優先順位を決める。
ロードマップの構築
以下のRICEスコアと戦略的考慮に基づいて、
四半期ロードマップのドラフトを作成して:
機能リスト(スコア付き):
[RICEスコアのリスト]
戦略的考慮:
[オーバーライドする理由があれば記載]
チームリソース:[人月]
ロードマップの形式:
- Now(今四半期):[リソースの60%]
- Next(次四半期):[リソースの30%]
- Later(将来):[リソースの10%]
各機能について:
- タイムラインの根拠
- 依存関係(他の機能との順序制約)
- リスクと軽減策
ステークホルダーへの優先順位の説明
「RICEスコアが高いから」では説得力がない。ストーリーで説明する:
以下の優先順位付け結果を、ステークホルダー向けの
説明に変換して:
[優先順位のリストと根拠]
ターゲット:[経営陣 / エンジニアリングリード / 営業]
説明の構成:
1. 我々が解決する課題(ユーザーの痛み)
2. なぜこの順序なのか(データとロジック)
3. 何をやらないか(トレードオフの明示)
4. 成功の測定方法
Key Takeaways
- RICEフレームワークの価値はスコアの精度ではなく、議論の質にある
- スコアを「答え」ではなく「会話の出発点」として使う
- フレームワークがカバーしない要素(戦略、タイミング、技術的負債、モラル)を意識する
- ロードマップはNow/Next/Laterのフレームワークで柔軟性を確保する
- 優先順位はデータとストーリーの両方で説明する
Up Next
レッスン5:競合分析とマーケットリサーチ——競合の動向を体系的に分析し、自社プロダクトの差別化と市場機会を特定する方法を学ぶ。
理解度チェック
まず上のクイズを完了してください
レッスン完了!