レッスン 6 12分

よくある失敗

AI活用でよくある間違いと、その具体的な修正方法を学びます。

失敗から学ぶのが最速ルート

🔄 Quick Recall: ここまでで、プロンプトの基本構造(レッスン3)、コンテキストの渡し方(レッスン4)、出力フォーマット(レッスン5)を学びました。でも知識があっても、実践では思わぬ落とし穴にハマることがあります。

ここからは、AI活用でよくある7つの失敗パターンと、その修正方法を見ていきます。

失敗1:あいまいな指示

よくある例:

マーケティングについて教えて

問題: 範囲が広すぎて、AIが何を返すべきかわからない。教科書的な概論が返ってくる。

修正版:

BtoB SaaS企業(従業員50名)のマーケティング担当者として、
月間予算30万円で見込み客を獲得するための
コンテンツマーケティング戦略を3つ提案してください。
各戦略の期待ROIと実施難易度を含めてください。

失敗2:一度に全部を頼む

よくある例:

事業計画書を全部作って。市場分析、財務計画、マーケティング戦略、組織図、全部含めて。

問題: タスクが大きすぎて、各セクションが浅くなる。

修正方法: ステップに分ける。

[1] まず市場分析のセクションを作成
[2] フィードバックを伝えて修正
[3] 次に財務計画のセクションへ

Quick Check: 大きなタスクをAIに依頼するとき、なぜステップに分けた方が良いのですか?(各部分の品質を高められるから)

失敗3:ファクトチェックをしない

AIが自信たっぷりに「〜の調査によると」と書いてきても、その調査が存在しない場合があります。

特に要注意なデータ:

  • 統計数値と出典
  • 法律・規制の内容
  • 人名や組織名
  • URLやリンク先

対策: 重要な事実は必ず一次ソースで確認。AIに「出典を明記して」と指示するのも有効ですが、その出典自体も確認が必要です。

失敗4:フィードバックが具体的でない

ダメなフィードバック:

もっと良くして

良いフィードバック:

以下の3点を修正してください:
1. 冒頭の段落をもっと簡潔に(現在の半分の長さで)
2. 専門用語「KPI」を初出時に定義を追加
3. 最後にアクションプランを3つ追加

失敗5:機密情報を入力する

ChatGPTやClaudeに入力した内容は、設定によってはAIの学習に使われる可能性があります。

絶対に入力してはいけないもの:

  • 顧客の個人情報
  • 社内の機密データ
  • パスワードやAPIキー
  • 未公開の財務情報

対策:

  • ダミーデータで置き換えてから入力する
  • 企業向けプラン(データが学習に使われない設定)を使う
  • チャット履歴をオフにする設定を確認する

Quick Check: 顧客リストの分析をAIに頼む場合、どんな対策が必要ですか?(個人情報をダミーデータに置き換える)

失敗6:AIの回答をそのまま使う

AIの出力はドラフト(下書き)です。最終成果物ではありません。

推奨ワークフロー:

  1. AIでドラフトを生成
  2. 自分の専門知識でレビュー
  3. 事実確認・修正
  4. 自分の言葉で調整
  5. 最終チェック

失敗7:同じアプローチに固執する

うまくいかないプロンプトを微調整し続けるより、アプローチを変えた方が早いことがあります。

試す価値のある変更:

  • 役割の指定を変える
  • 質問の切り口を変える
  • 具体例を先に提示する
  • 段階的に質問する

Key Takeaways

  • あいまいな指示 → 具体的に書く(5W1Hを意識)
  • 大きなタスク → ステップに分割する
  • AIの回答 → 必ずファクトチェックする
  • フィードバック → 「何を」「どう」変えるか具体的に
  • 機密情報 → 絶対に入力しない(ダミーデータを使う)
  • AIの出力 → ドラフトとして扱い、自分でレビューする

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失敗パターンを知ったところで、次はレベルアップの時間です。レッスン7では、Chain-of-Thought、Few-Shot、ロール設定など、一段上のプロンプトテクニックを学びます。

理解度チェック

1. AIに「良い企画書を書いて」と頼んで微妙な結果が出た場合、最も効果的な改善方法は?

2. AIの回答に含まれる数値データについて、正しい対応は?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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