レッスン 3 15分

絵コンテとビジュアル設計

台本を映像に変換する絵コンテの作り方。カット割り、B-ロール計画、ショットリストでムダのない撮影準備を。

🔄 Quick Recall: 前回のレッスンで学んだ台本の4部構成(フック → 予告 → 本体 → CTA)。台本で「何を言うか」は決まった。今回は「何を見せるか」を決める。

台本だけでは動画は作れない

台本を完璧に書いた。でもカメラの前に立つと、こう思う。

「このパート、どのアングルで撮ればいい?」「画面切り替えはどこで入れる?」「B-ロールっていつ撮るんだっけ?」

台本は「言葉の設計図」。絵コンテは「映像の設計図」。両方揃って初めて、撮影がスムーズに進む。

絵コンテの基本要素

絵コンテは各カットに4つの情報を入れる:

要素内容
映像視聴者が見るものデスクでタイピングするクロースアップ
音声聞こえるもの「この方法で作業時間が半分に…」
時間カットの長さ5秒
つなぎ次のカットへの切り替えカット / フェード / スワイプ

絵を描く必要はない。棒人間と四角で十分。

┌─────────────────────┐
│                     │
│  [映像の説明]        │
│                     │
├─────────────────────┤
│ ショット: ワイド/ミディアム/CU │
│ 音声: 「台本のセリフ」 │
│ 長さ: 5秒           │
│ メモ: 左にパン       │
└─────────────────────┘

AIで絵コンテを作る

台本をAIに渡して、映像プランに変換する:

以下の動画台本を絵コンテに変換してください。

[台本を貼り付け]

各セクションについて以下を記述:
1. 映像の説明(何が画面に映っているか)
2. カメラアングル/ショットタイプ
   (ワイド、ミディアム、クロースアップ、画面共有)
3. 各カットの長さ
4. 次のカットへのトランジション
   (カット、フェード、スワイプ)
5. B-ロールやグラフィックの指示
6. テロップやローワーサード

番号付きリストで出力してください。

ショットタイプの使い分け

ショット何を映すか使うタイミング
ワイド全体の空間オープニング、場面転換
ミディアム腰から上トーク、解説
クロースアップ顔やディテール感情、強調
肩越し視聴者目線デモ、画面操作
画面共有PC/スマホ画面チュートリアル
B-ロール補助映像切り替え、視覚的変化
テロップ画面上のテキスト要点、数字

30秒ルール: 同じショットタイプを30秒以上続けない。視聴者の目は「変化」を求めている。

Quick Check: 5分のチュートリアル動画を「画面共有+ナレーション」の1カットだけで作る計画。何が問題?——どんなに良い内容でも同じ画面が5分続くと集中力が切れる。カメラに向かって話す→画面共有→要点のテロップ→手元のクロースアップ、と映像を切り替えることで視聴者の注意を維持できる。

B-ロールの計画

B-ロールは「あとで適当に撮ろう」ではなく、事前に計画する:

文脈B-ロール: 環境やセットアップを見せる(例:カフェで作業する手元) 説明B-ロール: 説明している内容を映像で見せる(例:ストレッチの動き) 象徴B-ロール: アイデアを視覚的に表現する(例:時計が回る=時間短縮) つなぎB-ロール: メイン映像のカット間をつなぐ(例:タイピングの手元)

動画のテーマ:[テーマ]
主なポイント:
1. [ポイント1]
2. [ポイント2]
3. [ポイント3]

各ポイントについて以下を提案してください:
- 自分で撮影できるB-ロール案を2つ
- バックアップとしてのストック映像オプション1つ
- 各B-ロールの適切な長さ
- タイムライン上での挿入ポイント

絵コンテからショットリストへ

絵コンテは「クリエイティブプラン」。ショットリストは「撮影チェックリスト」。

#シーンショット説明機材場所長さ
1イントロミディアムデスクで話すカメラ、リングライト書斎15秒
2イントロCUキーボードの手元カメラ書斎5秒
3デモ画面共有アプリ操作画面キャプチャデスクトップ90秒

撮影効率のコツ: 台本の順番ではなく、場所別にまとめて撮る。ショット1、5、8が同じ書斎なら、連続で撮影して編集で並べ替える。

プラットフォーム別の絵コンテ

YouTube(長尺): 詳細な絵コンテ、チャプター計画、B-ロールの多様性が必須

TikTok / Reels(短尺): 3〜5カットのシンプルな構成、最初のフレームがサムネイルになる

チュートリアル: 画面共有+顔のコンビ、ステップ番号のテロップ

トーキングヘッド: 複数のカメラアングルまたは焦点距離の切り替え、B-ロールで変化

Key Takeaways

  • 絵コンテは「映像の設計図」——台本(言葉の設計図)と合わせて初めて撮影に入れる
  • 各カットに映像・音声・時間・つなぎの4要素を記述する
  • 30秒ルール:同じショットタイプを30秒以上続けると離脱率が上がる
  • B-ロールは「あとで撮る」ではなく事前計画が鉄則
  • ショットリストは台本順ではなく場所別にグルーピングして撮影効率を最大化

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レッスン4:撮影と制作ワークフローでは、絵コンテをもとに実際の撮影に入る——照明、音声、カメラ設定のコツと効率的な撮影の進め方を学ぶ。

理解度チェック

1. 絵コンテを作る最大のメリットは?

2. ショットリストの正しい順番は?

3. B-ロール(補助映像)の役割として正しいのは?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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