レッスン 6 20分

反論対応と交渉術

「高い」「検討します」「今じゃない」——よくある反論への効果的な切り返しフレームワークとAI活用。

反論は「成約のチャンス」

🔄 前のレッスンで提案書の作成テクニックを学んだ。提案を出した後に来るのが「反論」。でも反論は「ノー」ではない——「まだ決められない理由」が言語化されたもの。

反論が出るのは、相手が「検討している」証拠。何も反論がないまま「検討します」と言われる方がよほど危険。反論は成約への最短ルートを示してくれる。

よくある反論パターンと対応

反論裏にある懸念対応の方向性
「高い」価値が伝わっていない、社内説得の材料がないROIを数字で示す
「検討します」決められない理由がある懸念を具体的に聞き出す
「今じゃない」優先度が低い、他の課題が急務先送りのコストを可視化
「他社と比較中」差別化が伝わっていない比較表を提供し、強みを明確化
「社内で調整が必要」意思決定者にリーチできていない稟議に使える資料を提供
以下の反論に対する対応フレームワークを作成してください。

反論:[例)「御社の提案、少し予算を超えているんです」]
相手の状況:[例)中堅企業のIT部長、社内稟議が必要]
自社の強み:[例)導入後の業務効率化で年間200時間の削減実績]

以下を含めてください:
1. 受け止めのフレーズ(共感を示す)
2. 深掘りの質問(裏の懸念を探る)
3. 価値の再フレーミング(ROI中心)
4. 社内説得用の資料提案
5. 次のアクションの提案

Quick Check: 「高い」と言われたとき、最初にすべきでないことは?すぐに値引きを提示すること。値引きは「製品の価値はこの程度」というメッセージになる。まず「何と比較して高いと感じるか」を聞き、価値の伝え方を修正する。

ロールプレイで練習

あなたは[業界]の[役職]です。
以下の設定で、私の営業提案に反論してください。

設定:
- 予算:[例)年間300万円まで]
- 現在の課題:[例)顧客管理が属人化]
- 競合を検討中:[はい/いいえ]
- 意思決定の権限:[自分で決められる/上司の承認が必要]

私が提案するたびに、リアルな反論を返してください。
3〜5回のやり取りを行い、最後にフィードバックをください。

Key Takeaways

  • 反論は「ノー」ではなく「まだ決められない理由」——成約への最短ルートを示してくれる
  • 反論への初動は「受け止め→深掘り」——すぐに反論するのは最悪のパターン
  • 「高い」の多くは「価値が伝わっていない」——値引きではなくROIの可視化で対応する
  • AIで反論パターンを整理し、ロールプレイで練習する——「暗記」ではなく「フレームワーク」で臨む
  • 反論がない「検討します」の方が危険——反論が出ること自体がポジティブなサイン

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理解度チェック

1. 営業上の反論に対する最も効果的な初動対応は?

2. AIが反論対応で最も有効に使えるのは?

3. 見込み客が「御社の価格は高い」と言った。本当に言っているのは?

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