営業AIシステムの完成
コース全体の学びを統合し、日常業務で使える完全な営業AIワークフローを構築する。
営業の「コマンドセンター」を作る
🔄 レッスン1〜7で、営業サイクルの各ステージでAIを活用する方法を学んできた。最終レッスンでは、これらを1つのシステムとして統合し、毎日使えるワークフローにまとめる。
バラバラのテクニックをいくつ知っていても、それが「システム」になっていなければ日常業務で定着しない。ここで作るのは、あなた専用の「営業AIコマンドセンター」——見込み客の発掘から成約まで、一貫した流れで使える仕組み。
営業AIワークフロー全体像
ステージ1:見込み客の発掘(レッスン2)
インプット: ターゲットアカウントリスト or ICP基準 AIの仕事: 企業リサーチ、課題の推定、優先度スコアリング アウトプット: リサーチ付きの見込み客リスト(20〜50社) 時間: 20社で30〜60分(手作業なら10時間以上)
ステージ2:アプローチ(レッスン3)
インプット: ステージ1のリサーチ結果 AIの仕事: パーソナライズドメール作成、5通のシーケンス設計、件名バリエーション アウトプット: レビュー済みの送信可能なメールシーケンス 時間: 20件で45〜60分(手作業なら6〜8時間)
ステージ3:ヒアリング(レッスン4)
インプット: 返信+商談設定 AIの仕事: 商談前ブリーフィング、質問リスト、議事録テンプレート アウトプット: 1ページの商談ブリーフ、フォローアップメール下書き 時間: 1件15〜20分(手作業なら45〜60分)
ステージ4:提案(レッスン5)
インプット: ヒアリングのメモ、相手の要件 AIの仕事: 提案書ドラフト、3段階価格プラン、導入スケジュール アウトプット: カスタマイズ済みの提案書 時間: 1件60〜90分(手作業なら4〜8時間)
ステージ5:反論対応(レッスン6)
インプット: 想定される反論 AIの仕事: 反論マッピング、対応フレームワーク、ロールプレイ アウトプット: 反論対応プレイブック 時間: 20〜30分の準備(何も準備しないと本番であたふた)
ステージ6:フォローアップ(レッスン7)
インプット: 商談結果、パイプライン状況 AIの仕事: 価値提供型フォローアップ、CRM入力、パイプライン分析 アウトプット: フォローアップスケジュール、整理されたCRMデータ 時間: 毎日15〜20分(手作業なら45〜60分)
プロンプトライブラリの構築
成果を出したプロンプトは「スワイプファイル」として蓄積する。フォルダ構成の例:
| フォルダ | 内容 |
|---|---|
| 01_見込み客 | ICP定義、企業リサーチ、スコアリング |
| 02_アプローチ | コールドメール、シーケンス、件名 |
| 03_ヒアリング | ブリーフィング、質問リスト、議事録 |
| 04_提案 | エグゼクティブサマリー、価格プラン、ROI計算 |
| 05_反論 | 反論マップ、対応フレームワーク、ロールプレイ |
| 06_フォロー | フォローアップ、CRM入力、パイプライン分析 |
活用のコツ:
- このコースのテンプレートをベースに、自社の文脈を追加する
- 成果が出たプロンプトにタグを付けて管理する
- 改善のたびにバージョンを更新する
- チームメンバーと共有して組織全体の底上げを図る
✅ Quick Check: プロンプトライブラリの「6つのフォルダ」は営業サイクルの6ステージに対応している。各ステージで「AIの仕事」と「人間の仕事」を分けることで、AIに任せる部分と人間が集中すべき部分が明確になる。
総合演習:1つの案件で全ステージを回す
実際の案件(進行中 or これから取り組む案件)を1つ選び、全ステージを通して演習する。
パート1:リサーチ(20分) — 見込み客プロフィールを作成し、上位3つのパーソナライズポイントを特定
パート2:アプローチ(20分) — パーソナライズドメール+5通のシーケンスを作成
パート3:ヒアリング準備(15分) — 商談ブリーフィング+質問リスト+フォローアップメール下書き
パート4:提案書(20分) — エグゼクティブサマリー+3段階価格プラン+導入スケジュール
パート5:反論対応(15分) — 想定反論トップ5とその対応フレームワークを作成
効果測定
| 指標 | AI導入前 | 目標 |
|---|---|---|
| 1時間あたりリサーチ数 | 2〜3社 | 10〜15社 |
| 1時間あたりメール作成数 | 3〜4通 | 15〜20通 |
| 商談準備時間 | 30〜45分 | 10〜15分 |
| 提案書作成時間 | 4〜8時間 | 1〜2時間 |
| メール返信率 | 2〜5% | 10〜15% |
| 提案→成約率 | 15〜25% | 30〜40% |
月次レビュー
毎月30分、システム全体を振り返る:
- 何がうまくいった? — 成果が出たプロンプトを特定
- 何を改善すべき? — AIの出力を最も編集した箇所
- 新しい反論は? — プレイブックに追加
- 市場の変化は? — テンプレートのコンテキストを更新
- 勝ち負けのパターンは? — 成約案件の共通項を分析
Key Takeaways
- 営業AIシステムは「ツールの数」ではなく「再利用可能な仕組み」——プロンプトテンプレート+ICP基準+ステージ別ワークフロー
- プロンプトライブラリを6つのフォルダで管理——見込み客、アプローチ、ヒアリング、提案、反論、フォローアップ
- 効果は「効率」と「成果」の両面で測定——時間短縮だけでなくコンバージョン率の改善も追跡
- 月次レビューでシステムを継続的に改善——勝ち負けのパターンを分析し、プロンプトをアップデート
- AIは「人間の仕事を奪う」のではなく「人間の仕事を増幅する」——準備の質が上がれば、会話の質も上がる
理解度チェック
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