成果で語る職務経歴書
退屈な業務内容の羅列を、数字で裏付けた説得力のある実績記述に変換し、リクルーターの目を引く。
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🔄 Quick Recall: 前回のレッスンでATSのキーワード戦略とフォーマット最適化を学んだ。キーワードはソフトウェアを通過させる。今回の実績記述は人間を通過させる——ここで多くの書類が競争に負けている。
同じ経験を持つ2人の応募者を比べてみよう。
一人はこう書く:
「チームを管理し、プロジェクトの進行を担当していました」
もう一人はこう書く:
「8名のチームを率いて年間15件のプロジェクトを推進。納期遵守率97%を達成し、プロセス改善で年間1,200万円のコスト削減を実現」
同じ役職。同じ経験。まったく違う印象。面接に呼ばれるのは2番目。
CARフレームワーク
すべての実績記述はCARパターンに従う:
C — Challenge(課題)
どんな状況や問題に直面していたか?
A — Action(行動)
具体的に何をしたか?
R — Result(結果)
測定可能な成果は何だったか?
公式: [アクション動詞] + [具体的にしたこと] + [結果として/により] + [数値化された成果]
分解例:
- 課題: チームの納期遅延が常態化していた
- 行動: アジャイルスプリント手法と隔週の振り返りを導入
- 結果: 納期遵守率が1四半期で60%→95%に改善
実績記述:「アジャイルスプリント手法と隔週レトロスペクティブを導入し、プロジェクト納期遵守率を1四半期で60%から95%に改善」
数字の力
数字は職務経歴書で最も効果的な要素。具体的で、目に止まりやすく、記憶に残る。
使える数字の種類
| 数字の種類 | 例 |
|---|---|
| 金額 | 売上5,000万円達成、年間2,000万円のコスト削減、3億円の予算管理 |
| パーセント | 40%増加、25%削減、3倍に成長 |
| 数量 | 50社を担当、日次200件処理、1,000名のユーザーに提供 |
| 時間 | 5日→1日に短縮、予定より2週間前倒し |
| チーム規模 | 12名のチームを統括、新人5名を育成 |
| 範囲 | 3部門にわたって、7拠点で展開、10,000ユーザー規模 |
✅ Quick Check: 自分の職務経歴書の直近3つの記述を見てみよう。具体的な数字が含まれているのは何個? ゼロなら、それが今すぐ改善すべきポイント。
数字が見つからないときの探し方
実績を数値化できない人はいない。探す場所を知ればいい。
自分に聞く:
- 何人と一緒に/管理/指導した?
- いくらのお金が関わった(予算、売上、節約額)?
- 誰かの時間をどれだけ節約した?
- いくつの[もの]を処理/作成/管理した?
- ビフォー・アフターはどうだった?
- いくつのプロジェクト/クライアント/案件を担当した?
- 影響範囲は(部門数、拠点数、ユーザー数)?
AIで数字を掘り起こす:
[役職名]として[会社名]で働いていた。
主な業務は[業務内容リスト]。
数量、金額、時間、チーム規模、影響範囲について
具体的な質問をして、数値化できる実績を見つけてほしい。
見つかった数字でCARフレームワークの実績記述を書いて。
ビフォー・アフター変換
変換例1
Before:「営業を担当していました」 After:「新規開拓営業として年間50社にアプローチし、15社との契約を獲得。担当エリアの売上を前年比130%に成長させ、チーム内トップの成績を達成」
変換例2
Before:「カスタマーサポートを担当していました」 After:「1日平均45件の問い合わせに対応し、顧客満足度96%を維持。ワークフローの自動化で平均応答時間を4時間→45分に短縮」
変換例3
Before:「予算管理をしていました」 After:「年間3.2億円の運営予算を管理。ベンダー再交渉とプロセス最適化で4,000万円のコスト削減を達成しつつ、サービス品質を維持」
AIで実績記述を書き換える
以下は現在の職務経歴書の記述:
[ペースト]
各記述をCARフレームワークで書き直して。
成果にフォーカスし、具体的な数字を入れて。
数字が必要なら質問して。強いアクション動詞を使って。
職位レベル別の書き方
| レベル | フォーカス | 例 |
|---|---|---|
| 若手・第二新卒 | 習得スピード、貢献 | 「200件以上の顧客データを分析し購買パターンを特定。ターゲットキャンペーンの効果を15%向上させることに貢献」 |
| 中堅 | 担当プロジェクト、改善実績 | 「オンボーディングプロセスを再設計し、新人の立ち上がり期間を6週間→3週間に短縮。90日定着率を20%改善」 |
| 管理職・エグゼクティブ | 戦略、収益、組織インパクト | 「市場拡大戦略を策定・実行し、3年で売上を12億円→28億円に成長。新たに4つの地域市場に参入」 |
日本の職務経歴書ならではのコツ
「担当」の落とし穴: 「○○を担当」は業務説明であって実績ではない。「担当した結果、何を達成したか」を必ず書く。
謙遜しすぎに注意: 日本では謙遜が美徳とされるが、職務経歴書では事実ベースの実績を堂々と書く。「微力ながら貢献しました」ではなく「売上20%増に貢献」。
チームの成果も自分の実績: 「チームで達成した」成果も、自分の貢献として書いてよい。「チームリーダーとして○○を達成」「メンバーとして○○プロジェクトに参画し、○○の成果を創出」のように。
Key Takeaways
- 実績記述(何を達成したか)は業務説明(何を担当したか)を圧倒的に上回る
- CARフレームワーク(課題→行動→結果)で全記述を構造化する
- 数字は職務経歴書で最も強力な要素——金額、パーセント、数量、時間を使う
- 正確な数字がなくても「約」「以上」で概算を示す——数字なしよりはるかに効果的
- 日本特有の注意点:「担当」で止めない、謙遜しすぎない、チーム成果も自分の実績にする
- AIは忘れた数字の掘り起こしと実績記述の書き換えに非常に効果的
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