レッスン 7 15分

情報セキュリティと社内展開

ChatGPTに渡してよい情報の判断基準、社内セキュリティガイドラインの作り方、チームへのAI導入戦略。

「AIは危険」という壁を超える

🔄 前のレッスンでプレゼン資料の構成設計を学んだ。ChatGPTの実用的な使い方がわかってきたところで、避けては通れない課題——セキュリティとチームへの展開。

「ChatGPTを使いたいけど、会社的に大丈夫?」——多くのビジネスパーソンが感じている不安。

正しい答えは「ルールを作れば安全に使える」。このレッスンでは、自分とチームが安心してChatGPTを使うための枠組みを学ぶ。

情報の安全性チェックリスト

ChatGPTに情報を渡す前に確認する:

チェック項目OKNG
個人情報匿名化された一般的な役職実名、メールアドレス、電話番号
売上データ公開済み情報、概数未公開の正確な数値
契約情報一般的な契約条件具体的な契約金額、条件
社内情報一般的なプロセス未発表の戦略、人事情報
技術情報一般的な技術用語ソースコード、特許出願前の技術

社内ガイドラインのテンプレート

以下の条件で、社内向けのChatGPT利用ガイドラインの
ドラフトを作成してください。

会社の業種:[例)製造業]
従業員規模:[例)500名]
主な利用シーン:[メール、議事録、報告書、データ分析]

以下の項目を含めてください:
1. 目的(なぜガイドラインが必要か)
2. 渡してよい情報/いけない情報の判断基準
3. 出力の事実確認ルール
4. 著作権と知的財産の取り扱い
5. 利用記録の方針
6. Q&A(よくある質問5つ)

Quick Check: ChatGPTに渡す情報の安全性を判断する最もシンプルな基準は?「この情報が社外に出たとき、問題になるか?」——問題なしならそのまま、問題ありなら匿名化・抽象化してから渡す。

チームへの導入ステップ

ステップやること目安期間
1. 棚卸しチームの定型作業を洗い出す1週間
2. 選定ROIの高い3タスクを特定1日
3. パイロット自分が3タスクでChatGPTを試す2週間
4. 共有成果(時間節約量)をチームに共有1日
5. 拡大チームメンバーに同じ3タスクを展開2週間
6. 改善フィードバックを集めてプロンプトを改善継続

Key Takeaways

  • 「この情報が社外に出たら問題か?」が情報セキュリティ判断の基本原則
  • 社内ガイドラインは「判断基準」「事実確認ルール」「著作権」「利用記録」の4項目がカバーすべき最低限
  • チームへのAI導入は「ROIの高い3タスクで小さく始め、成功事例を作ってから拡大」が最も効果的
  • 企業向けプラン(Enterprise/Team)はデータ学習を制限できるが、それでも社内ルールは必要
  • 「AIは危険」ではなく「ルールを作れば安全に使える」——ガイドラインが安心して使える環境を作る

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レッスン8:自分だけのプロンプトライブラリでは、コース全体で学んだプロンプトを整理し、自分の業務に最適化した「プロンプトの武器庫」を構築する。

理解度チェック

1. ChatGPTに渡す情報の安全性を判断する基本原則は?

2. ChatGPTを社内のチームに導入するとき、最も重要な最初のステップは?

3. 社内のChatGPT利用ガイドラインに必ず含めるべき項目は?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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