毎週金曜の夕方、5つのデータソースから手作業で数字をコピペし、書式を整え、グラフを一つ一つ作り直す……。そんな日常、あなたにも覚えがあるはずだ。
スプレッドシートの本当の価値は、ただデータを入力することにあるのではない。『考える』ためのツールなのだ。しかし多くのビジネスパーソンは、SUMやAVERAGEといった基本関数で足踏みしているのが実情だ。その先にある関数やピボットテーブル、ダッシュボードの活用法を身につければ、以前は10時間かかっていたレポートも、わずか30分で仕上げられるようになる。
AIが、その習得をぐっと楽にしてくれる。複雑な構文を暗記する必要はない。ただ「北海道の売上合計を出して」と日本語で伝えれば、AIが数式をすぐに作ってくれるのだ。
このコースでは、ExcelやGoogleスプレッドシートをAIの相棒として使い、数式の書き方からダッシュボードの設計まで、そのまま現場で活かせる実践力を身につけていく。
このコースで学ぶこと
- 数式の実践力——IF、SUMIF、COUNTIFなど、条件に応じたロジックを自在に操る
- データ整理の原則——あらゆる分析の土台となる、フラットなテーブル設計の考え方
- 検索関数——VLOOKUP、INDEX-MATCH、XLOOKUPを使いこなして、表同士をシームレスに連携させる
- ピボットテーブル——数千行のデータも数クリックで素早く集計・分析する
- 可視化とダッシュボード——相手に伝わるグラフの選び方と、ダッシュボード設計の基本原則
- テンプレートと自動化——「毎週作り直す作業」を「ボタン一つで完了」に変える自動化の仕組み
コースの流れ
レッスン1:スプレッドシート×AIで仕事が変わる
なぜスプレッドシートのスキルが仕事に直結するのか、そしてAIがどのように学習を加速させるのかを紐解く。
レッスン2:数式の基本——SUMとAVERAGEの先へ
IF、SUMIF、COUNTIF、テキスト関数を駆使し、データと対話する「考えるスプレッドシート」の構築方法を学ぶ。
レッスン3:データ整理とテーブル設計
分析の土台は「データの構造」にかかっている。データを整形するクリーニングと、正確性を担保するバリデーションのテクニックを習得する。
レッスン4:検索関数——VLOOKUP・INDEX-MATCH・XLOOKUP
異なる表同士をシームレスに結びつける、VLOOKUP・INDEX-MATCH・XLOOKUPの使い分けと実務での活用法を解説する。
レッスン5:ピボットテーブル——数秒で集計する技術
スプレッドシート最強の機能とも言えるピボットテーブル。数千行のデータも数クリックで要約・比較・分析し、素早く洞察を得る方法を学ぶ。
レッスン6:データの可視化とダッシュボード設計
相手に正しく意図を伝えるグラフの選び方、条件付き書式の活用、そして直感的に使えるダッシュボードのレイアウト原則を学ぶ。
レッスン7:テンプレート・自動化・ワークフロー設計
使い回せるテンプレートと自動更新のワークフローを整え、毎日の定型作業を劇的に減らす方法を習得する。
レッスン8:総仕上げ——完全なダッシュボードを作る
これまでの学びを総動員し、生データから完成度の高いダッシュボードをゼロから構築する。
こんな人におすすめ
- SUMやAVERAGEといった基本関数しか使ったことのない方
- 毎月、同じレポートを手作業で作り直している方
- データ分析のワークフローを、もっと効率化したい方
- ピボットテーブルの存在は知っていても、実際に使ったことがない方
- AIを日々の実務にスムーズに取り入れたい方
ExcelでもGoogleスプレッドシートでも、どちらの環境でも問題なく進められます。お使いのソフトでスプレッドシートが開けば、すぐに学びを始められます。
学べること
- 日常の日本語で指示するだけで、AIが複雑な数式を自動生成するスキルを習得します。
- 分析に適したフラットなテーブル形式へデータを整理し、堅牢な分析基盤を構築する方法を学びます。
- VLOOKUP・INDEX-MATCH・XLOOKUPを活用し、別々のテーブル間でもデータをシームレスに連携させる技術を身に付けます。
- ピボットテーブルを使用し、膨大な数千行のデータを数秒で集計・要約できるようになります。
- グラフや条件付き書式を駆使して、生データを直感的に理解できる形へ可視化します。
- 使い回し可能なテンプレートを作成し、データが自動更新されるワークフローを構築します。
カリキュラム
よくある質問
ExcelとGoogleスプレッドシート、どちらの環境で進めますか?
両方の環境に対応しています。基本の関数やピボットテーブルはほぼ共通で、普段お使いの環境でそのまま実践いただけます。コース内ではXLOOKUP(Excelのみ対応)やQUERY関数(Googleスプレッドシートのみ対応)など、環境によって異なる部分も明確に解説します。AIアシスタントについても、Microsoft 365 Copilot(Excel用)とGemini(Googleスプレッドシート用)の両方を扱い、それぞれの特性に合わせた具体的な活用方法を伝授します。
「日本語で指示するだけで数式が作れる」ほど、AIは実際に使えますか?
もちろんです。ChatGPT・Claude・Copilot・Geminiいずれも、「東京エリアの売上合計を、3月以降に絞って、製品カテゴリ別に出して」といった自然な日本語の指示さえあれば、SUMIFS関数やフィルタ、ピボットの構成案などを提示します。注意点として、AIが出力した数式の最終的な検証は受講者様ご自身で行っていただく必要があります。そのため本コースでは、AIが作成した数式が正しいかどうかを「3秒で見極める」チェックポイントや検証スキルも合わせて解説します。
ピボットテーブルは難易度が高そうですが、確実に習得できますか?
レッスン5を一通り受講いただければ、初心者の8割以上が『もっと早く知りたかった』と評価するほど、業務効率を劇的に向上させる技術です。ピボットテーブルが難しいと感じる主な原因は、元データの形式が整っていないことにあります。この『データを正しいフラット形式に整理する』基礎はレッスン3で完璧に習得していただきます。その後はマウスをドラッグするだけで、3,000行に及ぶデータも5秒で集計・分析できるようになります。
VBAやマクロのプログラミングも学べますか?
本コースのメインテーマは数式・ピボットテーブル・ダッシュボードの構築であり、VBAは扱いません。ただし、VBAを使わなくても自動化できる範囲は大幅に広がっており、レッスン7ではテンプレートの設計手法や、Power Query(Excel)、スクリプトエディタ(Googleスプレッドシート)を活用した自動化を解説します。より高度な業務自動化やRPA、ai自動化ワークフロー(Power Automate含む)が必要になった場合は、それらを専門とした次の講座へ進むことをおすすめします。
経理や会計の実務でそのまま使えますか?
もちろん活用できます。レッスン2のSUMIFS関数、レッスン4の検索関数、レッスン5のピボットテーブルは、月次決算・損益分析・予算対実績の比較など、経理業務の根幹を支える技術です。総仕上げで作成するダッシュボードを、貴社の試算表に当てはめて構築すれば、毎月の集計作業が劇的に短縮されるはずです。会計分野をより深く掘り下げたい場合は、ai会計ファイナンスの講座へ進むのがおすすめです。