レッスン 2 15分

はじめてのMCP設定:Claude Desktopにサーバーを繋ぐ

Claude Desktopの設定ファイルを編集してMCPサーバーを接続する手順 — claude_desktop_config.json、環境変数、トラブルシューティングまで。

レッスン1でMCPの概念を理解しました。今回は実際に手を動かします。

準備するもの

始める前に確認してください:

  • Claude Desktop — 最新版をインストール済み
  • Node.js(v18以上) — MCPサーバーの実行に必要(node -v で確認)
  • テキストエディタ — VS Code、Cursor、または好みのエディタ

設定ファイルの場所

Claude DesktopのMCP設定はJSONファイルで管理します。

OSパス
macOS~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
Windows%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ファイルが存在しない場合は、新規作成してください。

最初のサーバーを接続:ファイルシステム

まず、最もシンプルなMCPサーバー — ファイルシステムサーバーを接続します。AIにローカルファイルの読み書きを許可するサーバーです。

ステップ1: 設定ファイルを開く

# macOS
code ~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.json

ステップ2: 以下のJSONを記述

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "/Users/yourname/Documents"
      ],
      "env": {}
    }
  }
}

重要: args の最後のパスは、AIにアクセスを許可するフォルダです。ホームディレクトリ全体(/Users/yourname)は絶対に指定しないでください。作業フォルダだけを指定します。

ステップ3: Claude Desktopを完全に終了して再起動

macOSの場合:Dockのアイコンを右クリック → 「終了」→ 再度起動。メニューバーのアイコンからも終了を確認してください(バックグラウンドプロセスが残ることがあります)。

ステップ4: 接続を確認

Claude Desktopのチャット画面で、入力欄の近くにMCPツールのアイコン(ハンマーマーク🔨)が表示されていれば成功です。クリックすると、利用可能なツール一覧が見えます。

Quick Check: ファイルシステムサーバーのargsで / (ルートディレクトリ)を指定するとなぜ危険?(AIがディスク全体を読み書きできてしまうため。最小権限の原則に従い、必要なフォルダだけを指定します。)

複数のサーバーを同時に接続

mcpServers オブジェクトにサーバーを追加するだけです:

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/Users/yourname/projects"],
      "env": {}
    },
    "github": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
      "env": {
        "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${GITHUB_TOKEN}"
      }
    }
  }
}

各サーバーには固有の名前(filesystemgithub 等)をつけます。Claude Desktopは起動時にすべてのサーバーを同時に立ち上げます。

環境変数でAPIキーを管理する

設定ファイルにAPIキーを直接書くのは絶対にNGです。

// ❌ これは危険
"env": {
  "GITHUB_TOKEN": "ghp_ABC123実際のトークン"
}

// ✅ 環境変数を参照
"env": {
  "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${GITHUB_TOKEN}"
}

システムの環境変数に設定しておきましょう:

# ~/.zshrc や ~/.bashrc に追加
export GITHUB_TOKEN="ghp_ABC123..."

.env ファイルを使う場合は、必ず .gitignore に追加してください。

トラブルシューティング

設定したのにツールが表示されない?よくある原因と対処法:

症状原因対処
ツールアイコンが出ないClaude Desktopの再起動不完全バックグラウンドプロセスも含め完全終了→再起動
“Server disconnected”Node.jsがインストールされていないnode -v で確認、なければインストール
JSONパースエラー設定ファイルの構文ミスカンマの過不足、括弧の対応を確認
特定のツールだけ動かない環境変数が未設定echo $GITHUB_TOKEN で確認
npxがタイムアウトネットワークの問題npx -y @modelcontextprotocol/server-filesystem --help を手動実行して確認

Quick Check: 設定ファイルを編集後、Claude Desktopに反映されない場合の最初の確認ポイントは?(完全に終了して再起動したか。特にmacOSではバックグラウンドプロセスが残りやすいです。)

まとめ

  • 設定ファイルは claude_desktop_config.json(macOS: ~/Library/Application Support/Claude/
  • mcpServers オブジェクトにサーバーを追加するだけで接続可能
  • APIキーは環境変数で管理 — 設定ファイルに平文で書かない
  • ファイルシステムサーバーは作業フォルダだけを指定(最小権限の原則)
  • 設定変更後はClaude Desktopの完全再起動が必須

次のレッスン

Claude Desktopにサーバーを繋げられるようになりました。でも、どのサーバーを入れればいいの?レッスン3では すぐ使える必須MCPサーバー5選 を紹介します。開発・検索・コミュニケーション — 実務で本当に役立つサーバーを厳選しました。

理解度チェック

1. Claude Desktopの設定ファイルはどこにある?(macOSの場合)

2. MCPサーバーの設定ファイルにAPIキーを直接書くとどうなる?

3. 設定ファイルを編集した後、Claude Desktopに反映させるには?

すべての問題に答えてから確認できます

まず上のクイズを完了してください

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