AIエージェントは、ただ命令を受け付けるツールから、再利用可能なスキルを身につけた「専門家」へと変わろうとしています。その標準的な形式として、OpenClawのAgentSkills仕様が続々と採用され始めています。SKILL.mdファイル1つで、Claude Code、VS Code Copilot、Codex CLI、Cursorなどに対応するポータブルなスキルを構築できます。
このコースでは、AgentSkills仕様の基本構造の解説から始め、パラメータ付きスキルの実装、外部API連携、テストとデバッグ、マルチステップワークフロー、セキュリティチェックリスト、そしてClawHubへの公開まで、実践的な一連の流れで学べます。プロンプトエンジニアリングが「良い指示を書く」ことなら、スキル構築は「良い指示を再利用可能なツールにパッケージ化する」こと。その違いを8レッスンでしっかり身につけていきましょう。
このコースの対象者
AIエージェントを日常的に使っており、「同じ指示を何度も入力するのが面倒だ」と感じたことのある方。自作のスキルをチームやコミュニティで共有したい開発者。あるいは、OpenClawエコシステムに貢献したいビルダー。そんな方に特におすすめのコースです。プログラミングの深い知識は不要ですが、ターミナル操作の基本に慣れていることが望ましいです。
学べること
- AgentSkills仕様の構造と、プログレッシブ・ディスクロージャーパターンの活用方法を理解する
- 要件を満たすYAMLフロントマターと命令ブロックを記述したSKILL.mdファイルを作成する
- $ARGUMENTSとシェル展開構文を活用し、パラメータを受け取るスキルを実装する
- 認証情報の分離とエラーハンドリングを組み込み、安全にAPI連携できる設計を行う
- PromptfooとCisco Skill Scannerを用いて、スキルのテストと検証を実施する
- サブエージェントとタスクオーケストレーションを活用し、マルチステップのワークフローを構築する
- セキュリティチェックリストを適用し、7つの一般的なスキル攻撃ベクトルから保護する仕組みを構築する
- 品質と安全の基準に準拠し、ClawHubおよびGitHubへの公開ワークフローを実行する
カリキュラム
前提条件
- 「OpenClaw入門」コースの修了、または同等のOpenClawに関する基礎知識
- テキストエディタの操作やファイル管理の基本に習熟していること
- APIの基本概念について理解していること(必須ではありませんが、習得に役立ちます)
よくある質問
プログラミングの知識は必須ですか?
基本的なスキルの作成であれば、プログラミング知識は不要です。SKILL.mdファイルはMarkdown形式(構造化されたプレーンテキスト)で記述できます。API連携やスクリプト処理を含む応用スキルでは、APIキーやJSONの理解が役立ちますが、コース内ですべてステップバイステップで解説するため、ご安心ください。
作成したスキルはOpenClaw専用になりますか?
いいえ、OpenClaw専用ではありません。AgentSkillsの規格に準拠しているため、Claude Code、VS Code Copilot、Codex CLI、Cursorなど、他の準拠エージェントでもそのまま動作します。
プロンプトエンジニアリングとの違いは何ですか?
プロンプトエンジニアリングが「1回の会話で効果的な指示を出す技術」であるのに対し、スキル構築はその指示を「再利用・共有・パラメータ化可能なツール」としてパッケージ化する工程です。さらにテストとセキュリティ対策を施し、本番環境で安心して使える形に仕上げます。
スキルの公開方法も学べますか?
もちろんです。第8レッスンでは、ClawHubおよびGitHubへの公開手順を解説します。公開前に必ず通すべきセキュリティチェックのポイントも合わせて習得できます。